更新日: 2017.09.21 03:28
トヨタ、新スポーツカーブランド『GR』を発表。モータースポーツでの知見を投入
■『GR』を挑戦するブランドに
この日の記者発表会には、友山茂樹GAZOO RACING Company代表があいさつ。豊田社長が課長時代に立ち上げた中古車画像検索システムの『画像』から取られた『GAZOO』の語源と“変革と挑戦に向けた旗印”、そしてGRブランドは「完成車に手を加えるのではなく、生産段階で手を加えるファクトリーチューニング」であると説明した。
GRシリーズは、第一弾としてヴィッツGR、ヴィッツGR SPORTが投入され、その後プリウスPHV、マークX、ハリアー、ヴォクシー/ノア等のトヨタ各車に設定されていく。さらに、86やアクア、プリウスαに設定が追加されるほか、18年春にはヴィッツGRMNが登場予定だ。また、このシリーズの投入に合わせ、TOYOTA GAZOO Racingの地域拠点『GR Garage』が順次立ち上げられる。
また、友山代表は、GAZOO Racing Companyは「レーシングカンパニー」であり、モータースポーツへの永続的な参戦と、モータースポーツと収益の実現、そして最終的にピュアスポーツカーの開発を目指すと宣言している。
発表後に行われたトークショーには、脇阪寿一TGRアンバサダー、今井優杏さんの司会のもと、石浦宏明、中嶋一貴、小林可夢偉、大嶋和也といったドライバーたちに加え、豊田章男トヨタ自動車社長もサプライズで登場。GAZOOとは「最前線で挑戦する」ブランドであると語った。
豊田社長就任後その知名度を上げ、トヨタのモータースポーツを代表するブランドとなった『GR』。今後は日本中の街中でそのロゴを見かけることになりそうだ。