トヨタ、AI搭載の『TOYOTA Concept-愛i』シリーズを東京モーターショーで公開
TOYOTA Concept-愛i RIDE
●「人にやさしい都市モビリティ」をコンセプトに、ユニバーサル性を重視した小型モビリティ。ガルウィング、電動ユニバーサルスライドシート、ジョイスティックなどを採用し、車いすユーザーにとって使い勝手のよいモビリティを追求
●シートレイアウト、自動運転機能により、誰でも「安全・安心」に運転できるクルマを提供
●シェアリングサービスでの活用も想定。より多くの人と共有することで、ユニバーサルなモビリティを手軽な存在にした
主な特徴
◆車いすユーザーの使い勝手にこだわったユニバーサルな仕様
大開口を確保できるガルウィングと乗降口にスライドする電動シートを採用し、車いすユーザーが不安に感じる車いすからの乗降を容易にした。また、ガルウィングの開閉を利用して車いすの積み下ろしをサポートし、簡単に車いすを後部に収納できるようシートの作動などを工夫した。
また、ステアリングやアクセル/ブレーキペダルが不要なジョイスティックを採用、車両サイズは車いすユーザーが一般的な1台分の駐車スペースに駐停車かつ乗降可能なサイズとし、運転時および駐停車時の操作性を追求している。
さらに、インストルメントパネルの大型ディスプレイには「TOYOTA Concept-愛i」シリーズの特徴である「人を理解する」エージェントを配置し、バリアフリー情報といった快適な外出をサポートする情報を能動的に提供する。
◆「安全・安心」を提供するクルマ
誰でも安心して運転できるクルマを追求。走行時には運転席をセンターにレイアウト*3し、駐停車時は自動駐車や自動バレットパーキング機能により運転支援を行うなど、車いすユーザーのみならず高齢者など誰でも「安全・安心」に運転できるモビリティとした。
「TOYOTA Concept-愛i RIDE」は、シェアリングサービスでの活用も想定。これまで個人所有が主流であったユニバーサルモビリティを多くの人と共有することで、誰でも利用しやすい手軽なモビリティを提供する。また、「人を理解する」エージェントが利用するモビリティを行き来し、外出先等でもドライバーに寄り添い、安全かつ便利で楽しい移動を可能とする。
TOYOTA Concept-愛i RIDE主要諸元
全長/全幅/全高(mm):2,500/1,300/1,500
ホイールベース(mm):1,800
乗車定員(人):2
パワートレーン:EV
EV航続距離:100-150km程度