軽量・高剛性ブレーキをGLMと日信工業が共同開発。『トミーカイラZZ』に装着しTMSで初披露
高い剛性を誇るので、同車の特長である異次元の加速に対して、ブレーキをより自在に操れるようになります。ストリートからサーキットまで様々なシーンで、加速と減速のメリハリのある走行をさらに楽しんでいただけるようになります。
色は足元の映える赤で、ボディの正面に「Tommykaira」の白字ロゴを入れています。
オリジナルキャリパーは、「トミーカイラZZ」の正規代理店である「GTS(株)」(京都府京都市)が、ディーラーオプション製品として販売する方針です。価格はブレーキローター等を含む、前・後輪のフルセットで100万円程度を想定しており、年内の販売開始を計画しています。
※「6ポットブレーキキャリパー」…キャリパー内部に組み込むピストンを6個にすることで、一般的に普及している1個タイプに比べて、より外側で摩擦材をディスクローター(車輪に付ける円盤状の制御部品)に押さえつけることができるため、信頼性の高い制動力が得られる。
開発は、「より高い技術に挑戦したい」という日信工業と、「ワクワクする尖ったクルマを作りたい」というGLMの、エンジニア同士の熱い想いが一致、開発がスタートしました。アクセルを踏むとキューンと一気に加速し、ブレーキを踏んだ瞬間にキュッと減速する、EVならではの新たな走行感を味わえます
EVならではの加速感の魅力増すブレーキ性能の向上
「トミーカイラZZ」が世界に誇るのは、発進から3.9秒で時速100kmに到達できる異次元の加速力です。その性能は、ガソリン車の高級スポーツカーを凌ぎます。
6ポットキャリパーを装着すると、ドライバーはペダルタッチをよりダイレクトに感じることができ、これまで以上にブレーキングをドライバーの意のままに、繊細に操れるようになります。
トミーカイラZZの爆発的な加速に対して、より正確なタイミングで必要な制動力を与えることができ、加速と減速のメリハリのある走行を実現します。
また「トミーカイラZZ」は車台(シャシー)に高剛性のアルミを、外装フレームに繊維強化プラスチック(FRP)を採用することで、総重量はガソリンの軽自動車より軽い、850kgです。
軽量な車体を活かした高い運動性能に、今回、キャリパーの高い制動力が加わるので、クルマとの一体感のあるドライブフィーリングがさらに向上します。