アストンマーチン、限定生産モデルのVanquish Zagatoを公開
Vanquish Zagatoのウインドウ・エリアは、バイザーのようにボディワークを包み込み、アグレッシブなスタンスを強調しています。アストンマーティン・デザインの象徴であるサイドストレーキは、DB11と同様にホイールアーチからドアまで伸びています。
このディテールは、創業100周年記念モデルであるCC-100に初採用されたもので、Vanquish Zagato Conceptと共にいっそうの進化を遂げています。また、リアホイール・アーチのシャープなクリースがリア・フランクへと溶け込み、流麗なルーフラインと融合しています。
ルーフには、アイコン的な“ダブル・バブル”が施され、なだらかなルーフラインの曲線がそのままリア・ウインドウへと繋がり、特徴的なリア・シルエットを創出しています。
“ダブル・バブル”は、1950年代初頭からザガート・デザインのシンボルとみなされていますが、本来は空力への影響を最小限に抑えつつ、ヘルメットを着用したレーシングドライバーのヘッドクリアランスを確保するために採用されたデザインでした。
室内に目を向けると、アストンマーティン一流のクラフツマンシップの伝統が余すところなく表現されています。ダッシュボードには、ヘリンボーン・カーボンファイバーとアルマイト処理された暗色ブロンズの組み合わせが採用され、オプションでアニリン・レザーが設定されています。
また、ベントやロータリー・スイッチには豪華な素材クオリティが明確に現れています。Vanquish Zagatoのシートやドアセクションには、ユニークな“Z”パターン・キルトがあしらわれ、Zagatoのイニシャルである“Z”が、ヘッドレストにはエンボス加工で、センターコンソールにはステッチで、それぞれ施されています。
Vanquish Zagatoは、両ブランドの歴史に新たなページを書き加えると同時に、アストンマーティン・ブランドを代表するアイコン・モデルにふさわしい、真にエクスクルーシブなスポーティングGTに仕上がっています。お客様への納車は、2017年第1四半期から開始される予定です。