更新日: 2016.09.14 15:51
“CクラスのSUV”メルセデス・ベンツGLCにプラグインHVとAMGが登場
昨年度は“SUVイヤー”として、新型車種の投入や車名整理が相次いだメルセデス・ベンツ。今後「GL」というSUVペットネームの後ろに車格を表すアルファベットを加えるという、クーペの「SL-」などと同様の方法論を用いることになったが、そのSUVファミリーの末弟で昨年デビューを果たした最新モデル『GLC』に、プラグインハイブリッドの『GLC 350 e 4MATIC Sports』と、同モデル初のAMGモデルとなる『メルセデス AMG GLC 43 4MATIC』が追加。9月9日より発売となった。
これまで2.0リッターの直噴4気筒ターボと4マティックのパワートレーン1本で、トリム違いによるグレード展開としてきたGLCだが、追加が予定されていたクリーンディーゼル、プラグインハイブリッドのうち、後者が先に上陸となった。
今回はCクラスのC350eにも搭載されているプラグインハイブリッドシステムを移植。最高出力211PS(155kW)、最大トルク350Nmのエンジンに、最高出力116PS(85kW)、最大トルク340Nmを発生しブースト機能も併せ持つ高出力の電気モーターを組み合わせ、システム出力は320PS(235kW)/560Nmとなった。
JC08モードは13.9km/リッターだが、4つのハイブリッドモード(HYBRID/E-MODE/E-SAVE/CHARGE)のうち、EV走行となる「E-MODE」を使えば、最長で30.1kmの電動走行が可能となっている。
8.31kWhのリチウムイオンバッテリーの充電時間は、フル充電まで「CHARGE」モードで1時間以内、AC200V電源使用で約4時間。
リヤサブフレーム上に配置されたパッケージングは同一ながら、Cクラスではラゲッジルームに段差ができるなど苦心の跡が見えたが、このGLCではゴルフバッグ3セットを積載可能なラゲッジの実用性も確保している。
また、Cクラスに準じたマスクながらLEDアイラインはより広範囲で点灯するヘッドランプや、ブレーキキャリパーにはブルーのアクセントカラーも入れられている。