更新日: 2020.04.24 13:47
アウディ、新型『A3セダン』発表。流線形のボディにデジタルコックピットや6速MTなどを採用
A3セダンのコックピットは、完全にドライバーに焦点を当てています。これは、インテリアのデザインから始まり、ディスプレイおよびコントロール装置にまで及んでいます。そのため、中央に設置されたMMIタッチディスプレイを備えたインストルメントパネルは、ドライバーに向かってわずかに傾斜しています。10.1インチのこのディスプレイは、直感的に操作可能です。
標準装備には、手書き文字検出機能と、日常会話に対応したボイスコントロールシステム(オプションでクラウド機能を利用可能)が含まれています。さらに、ベースモデルにも、10.25インチのデジタルメーターが装備されています。
アウディバーチャルコックピットプラスを装備すると、ディスプレイサイズは12.3インチに拡大され、デジタル表示とダイナミックなレイアウトを備えたスポーティなグラフィックを含む、3種類の異なるビューを提供します。エンジン回転数と速度は、赤いグラフィックエレメントを備えたバーグラフとして表示されます。
高度なコネクテッド機能:インフォテインメントからドライバーアシスタンスまで
最上位のインフォテインメントシステムであるMMIナビゲーションプラスは、第3世代のモジュラーインフォテインメントプラットフォーム(MIB 3)を採用しています。MIB 3は、先代モデルの10倍の処理能力を誇り、LTE-Advanced(LTEアドバンスト)規格に対応し、乗員のスマートフォンをインターネットに接続するWi-Fiホットスポットを備えています。MMIナビゲーションプラスは、オンライン交通情報やニュースに加え、写真、店舗の営業時間、POI(Point of Interest)に関するユーザーレビューなどの追加情報を含む、数多くのAudi connectサービスを標準で提供します。
アウディA3セダンは、アウディスマートフォンインターフェイスを介して、ユーザーのスマートフォンと接続することもできます。この機能を利用すると、iOSおよびAndroidスマートフォンのApple Car PlayやAndroid Autoの機能を、アウディフォンボックスを介してMMIディスプレイに統合することが可能になります。
アウディフォンボックスは、スマートフォンと車両のアンテナを接続し、非接触充電を行うこともできます。パーソナライゼーション機能により、最大6人のユーザーが、シート位置、空調コントロール、メディアなどの設定を、個別のプロフィールに保存できます。今年の中旬からは、Amazon Alexa音声アシスタントサービスも利用できるようになります。
高度なネットワーク機能により、ドライバーアシストシステムも大きな進化を遂げています。アウディプレセンスフロントシステムでは、ルームミラーに設置されたカメラがフロントレーダーと連動して、事故を防止するか、衝突の程度を軽減します。標準装備される衝突回避アシストも、このセンサーからのデータを使用します。
上級モデルの革新的な機能であるアダプティブ・クルーズアシストも搭載可能で、前後方向および横方向のガイダンスを提供して、ドライバーをサポートします。そのためには、ナビゲーションデータを含む情報を評価します。エグジットワーニング、クロストラフィックアシスト、市場導入後に追加されるサラウンドビューカメラは、市街地走行で特に役に立つ機能です。
3種類のエンジン:駆動システム
新型アウディA3セダンは、発売時に2種類のTFSIエンジンと1種類のTDIエンジンが設定されます。すべてのエンジンに共通している要素は、その高い効率です。
110kW(150PS)を発生する1.5ℓ直噴エンジンの35 TFSIは、2種類のバージョンを選択可能で、新開発された6速マニュアルトランスミッション(複合モードにおける燃料消費量:5.0~4.7ℓ/100km*、複合モードにおけるCO2排出量:114~108g/km*)および素早いシフトを特徴とする7速S tronic(複合モードにおける燃料消費量:4.9~4.7ℓ/100km*、複合モードにおけるCO2排出量:113~107g/km*)と組み合わせることができます。
110kW(150PS)を発生する2.0 TDI(複合モードにおける燃料消費量:3.9~3.6ℓ/100km*、複合モードにおけるCO2排出量:101~96g/km*)も、7速S tronicと組み合わされます。ギアシフトは、シフトバイワイヤー技術を採用した新しいスイッチによって電子的に制御されます。
快適でダイナミックな動き:サスペンション
スポーティでバランスの取れた新型アウディA3セダンのサスペンションは、先代モデルよりも精密に路面の状況に反応するようにチューニングが施されています。高い精度と素早いレスポンスは、横方向のダイナミクスに関連するすべてのコンポーネントを最適に調整する、セントラルダイナミックハンドリングシステムによって実現しています。
標準的なセットアップの代わりに、スポーツサスペンションまたは電子制御式ダンパーを備えたサスペンションを選択することもできます。後者は、ソフトで快適な乗り心地から、俊敏なハンドリングまで、幅広くサスペンションの特性を設定することが可能です。
さらに、アウディドライブセレクト・ダイナミックハンドリングシステムも、快適性重視、ダイナミックなハンドリングから、効率重視に至るまで、サスペンションの設定を変更することができます。設定を変更すると、スロットルレスポンスや、ステアリング角度によってレシオが変化するプログレッシブステアリングの特性も変化します。
2万7700ユーロから:価格と市場導入時期
新型アウディA3セダンの事前予約は、ドイツおよびその他の多くのヨーロッパ市場で、2020年4月末から開始されます。納車は夏に始まります。110kW(150PS)の35 TFSIのベース価格は、2万9800ユーロです。市場導入後まもなく、エントリーレベルのガソリンエンジンが追加されます(価格は2万7700ユーロ)。
*燃料消費量及びCO2排出量の値は、装着されているタイヤ/ホイール、選択した装備によって異なります。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。