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投稿日: 2022.10.05 20:53
更新日: 2022.10.05 20:54

日本で購入可能なEVで最長。航続距離700kmを誇るメルセデスEQの『EQS』と『EQE』が上陸


クルマ | 日本で購入可能なEVで最長。航続距離700kmを誇るメルセデスEQの『EQS』と『EQE』が上陸

 注目のパワートレインは、主力グレードと目される『EQS 450+』がリヤアクスルに電動パワートレインの『eATS』を搭載し、最高出力333PS/245kWを発生。容量107.8kWhのリチウムイオンバッテリーをフロアのボディシェル構造内に敷き詰め、その航続可能距離は日本で販売される電気自動車の中で最長(2022年9月時点、メルセデス調べ)となる700kmを誇る。

 モーターには永久磁石同期モーター(PSM)が採用され、ACモーターのローター(回転子)に永久磁石が取り付けられているため、ローター自体には通電の必要がなく、三相の巻線を2個備える六相式を採用しているため、きわめて強力な出力特性を持つ。

 一方の『メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+』は前後に『eATS』を備え、最高出力は658PS/484kWを発生。独自機能の“RACE START”使用時は最大761PS/560kWまで増強され、WLTCモードの一充電走行可能距離は601kmに。また、トルクシフト機能によって前後のモーター間で駆動トルクの連続可変配分が行われるため、前後駆動力配分はつねに効率的かつ最適化されている。

 これら駆動ユニットはラバーマウントによる二重絶縁が採用され、フロントアクスルではサポーティングフレームに、リヤアクスルではサブフレームに固定され、徹底したNVH(騒音、振動、ハーシュネス)対策が施された。

 また、電気自動車ならではの技術として、低速走行する『EQS』に歩行者が気づきやすくなる車両接近通報装置も標準装備し、車速約30km/h以下で前後のアンダーボディ右サイドから専用の音を発生。音は車速が上がるにつれ音量が大きく、周波数が高く変化することから、歩行者はクルマの走行状態(減速/加速)を判断することが可能になる。

 そのほか、最小回転半径を高めて取り回し性能を上げるリヤ・アクスルステアリングや、浮遊汚染物質を除去する新開発の大型HEPAフィルターなども搭載。テレマティクスや最新のインテリジェントドライブも兼ね備え、価格は『EQS 450+』が1578万円、同『メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+』が2372万円(ともに税込)に。

 そして最高出力292PS/215kW、航続可能距離624kmとなる『EQE 350+』は1248万円、同『メルセデスAMG EQE 53 4MATIC+』が1922万円(ともに税込)となり、右ハンドル仕様のみとなる『EQE 350+』を除いた全車に左右ハンドル仕様が用意される。

最高出力292PS/215kW、航続可能距離624kmとなる『EQE 350+』や『メルセデスAMG EQE 53 4MATIC+』も同時上陸
駆動ユニットはラバーマウントによる二重絶縁が採用され、フロントアクスルではサポーティングフレームに、リヤアクスルではサブフレームに固定され、徹底したNVH(騒音、振動、ハーシュネス)対策が施された
浮遊汚染物質を除去する新開発の大型HEPAフィルターや、低速走行する『EQS』に歩行者が気づきやすくなる車両接近通報装置も標準装備する

メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/eqe/saloon-v295/eqe/explore.html


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