ENDLESS SPORTS ST-X スーパー耐久第1戦もてぎ レースレポート
[決勝] 3号車 2位
PM 1:19 スタート 200分レース(PM 4:40チェッカー) ドライコンディション
これまでは決勝当日の早朝にフリー走行が設けられていたが、この開幕戦ではなく、まさにぶっつけ本番で決勝レースを迎える事になった。
決勝レースは200分の時間レース。ジェントルマン登録のドライバー(YUKE TANIGUCHI)は20%(40分)以上、プラチナ登録のドライバー(山内英輝)は40%(80分)以内の走行で、2回のドライバー交代をするピットストップが義務付けられている。
午後1時19分過ぎ、ローリングからスタートが切られる。フロントロゥからスタートした山内は、絶妙のスタートでトップからスタートしたフェラーリのアウト側から1コーナーに飛び込んでいく。並びかけていく山内を意識してトップのマシンはアウトラインを締めてくる。このとき軽く接触してしまう。逆にインが空いたところを当チームにとって最大のライバルである1号車のGT—Rがトップに……。
1コーナーでは抑えられてしまった山内だがオープニングラップで2番手に浮上、トップのGT—Rを追いかける。5ラップ目には、その差が4秒近くにまで引き離されたが、ST-4クラスのマシンに追いつきだすと、その差は徐々に詰まりだし1〜2秒差の中でのバトルが続く。
36ラップを走りきったところでトップのGT-Rと同時にピットストップ。YUKE TANIGUCHIにスイッチ、給油、タイヤを交換してコースに送り出す。トップに躍り出る事は出来なかったが、真後ろに付く形でYUKE TANIGUCHIは追いかける。「アンダーも強く、ブレーキのコントロール性ももうひとつで、前日のような走りが出来なかった」と話すYUKE TANIGUCHI。どうやらオープニングラップで接触したとき、アライメントが狂ってしまったようだった。1分54秒台の走りとなり、トップのGT—Rとの差は20秒近くにまで広がってしまった。YUKE TANIGUCHIは31ラップ67ラップ目にピットに滑り込んでくる。
元嶋の追い上げに期待がかかる。なんとか1分52秒台でラップするも、トップのGT—Rは
51秒台を出すなど快調な走りで逃げていく。結局、最後までこの差を詰める事が出来ず、開幕戦はクラス2番手でチェッカーを受けるにとどまってしまった。
昨シーズンのオートポリス以来、マシンは確実に煮詰まってきていて、1号車の速さに接近してきている。次回のスポーツランドSUGOも簡単に抜けるコースではないだけに、優勝を狙う以上は1号車の前からのスタートを獲得。これが絶対条件なのだ。
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