更新日: 2024.09.17 14:10
初参戦の佐野雄城が連勝。ミハエル・サウターが2024年チャンピオンに輝く/FRJ第5大会富士
15周の第12戦は第11戦終了後の16時59分より行われた。2番グリッドスタートの卜部が好スタートを決め、ポールシッターの佐野から1コーナーのホールショットを奪う。しかし、佐野がコカ・コーラコーナーで首位を取り戻すと、そのまま佐野がレースをリードする展開に。
一方、3番グリッドスタートのサウターはクラッチトラブルにより1周目を終えたところでピットイン。そのままレースを終えることになった。
2番手の卜部の背後には中村賢明(TOM’S FORMULA F111)が接近。激しい2番手争いが長時間にわたり繰り広げられたが、9周目の1コーナーで卜部がオーバーシュートし、中村が2番手に浮上する。
そのまま順位は変わらず、佐野が2位中村に5.160秒のギャップを築いて2戦連続のポール・トゥ・ウインを飾った。マスタークラスは総合7位に入ったAKITAがクラス優勝を飾っている。
この第12戦を終えて、ポイントリーダーのサウターが209ポイント獲得。ランキング2位につけるマンソンが147ポイント獲得となった。FRJでは1レースで獲得できる最大ポイントが25ポイントとなるため、最終戦となる第6戦富士(第13戦〜第14戦)を前にサウターのシリーズタイトル獲得が決定した。
サウターはFRJ5人目のチャンピオンであり、同時に海外勢初のチャンピオンとなる。なお、2021年にシングルシーターデビューを果たしたサウターにとって、初の四輪タイトル獲得となった。また、マスタークラスに関しても、第12戦終了時点でYUGOがクラスタイトル獲得を決めた。
2024年FRJ最終戦となる第6戦(第13戦〜第14戦)は、10月12〜13日に全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦&第7戦の併催イベントとして、富士スピードウェイで開催される。