ロータスカップ・ジャパン2017 第3戦富士 レースレポート
ロータスカップ・ジャパン2017第3戦レースレポート
JAF日本自動車連盟公認レース「ロータスカップ・ジャパン」、2017年シーズン第3戦が6月25日(日)に静岡県・富士スピードウェイで開催された。
ロータスデイ内でエキシビションとして開催された開幕戦以来の富士ラウンドには、クラス1が12台、クラス3が2台と合計14台がエントリーを果たした。
予選(9:00~9:20)
富士は多くのドライバーにとって練習走行などで訪れることが多い、いわゆる”ホームサーキット”。
今回、賞典外のゲストドライバーとして、モータージャーナリストの清水和夫が参戦する。「スプリントレースは久しぶりですが、頑張ります」と、清水は意気込みを語る。
天候は朝からあいにくの雨、ウエットコンディションのもと午前9時に20分間の予選がスタートした。開始早々、2分13秒台に入る2’13.231を記録したのは、現在ポイントリーダーの長谷川憲幸だった。
![ロータスカップ・ジャパン2017第3戦富士 ゲストドライバーとして参戦した清水和夫の2号車ロータス・エキシージ](https://cdn-image.as-web.jp/2017/06/28111259/K1Y8388-300x200.jpg)
草野誠二、新井雅貴のふたりも13秒台のタイムを並べ、その後方では2分14秒台で滑川真央、荒田良浩、清水和夫が続く。上位3人の接戦からいち早く抜け出したのは草野だった。「ウエットはあまり得意ではない」と語りながらも、2’11.852と長谷川のタイムを1秒以上も縮めてみせる。
それでも長谷川は慌てていなかった。雨が止み、路面が乾き始めたセッション後半、2’11.323と草野のベストを更新。直後に新井も2’11.394で2位に飛び込み、すでにピットに戻っていた草野は3番手まで順位を落としてしまった。
予選終了間際に2’12.102を叩き出した荒田が4番手、以下、滑川、飯田敏雄、清水のオーダーで予選を終えた。また、開幕戦以来の成立となったクラス3は、予選開始直後に2’26.603を記録した秋葉有一が、大屋彰利を抑えてクラストップを手にしている。
Class1
予選1位 #8長谷川憲幸選手
「必死でしたね。路面が乾いてきていたので、最後にタイムを上げることができました。今年仕様のマシンでウエットコンディションを走るは初めてになります」
「練習という意味もあって、長めに走ったのが良かったのかもしれません。決勝は天候も分かりませんし、2位ともかなり僅差です。逆にレースを楽しめたらと思っています」
予選2位 #36新井雅貴選手
「これだけ僅差だったので、結果的にもう少しアタックすれば良かったかもしれません。コンディションは少しずつ良くなってきましたが、気を抜くとすぐにスピンしてしまうような状態でした。長谷川選手はスタートが上手いので、自分としてはとにかく無事にスタートできるように頑張ります」
予選3位 #55草野誠二選手
「雨を苦手にしているので、ウエットコンディションの割には悪くない走りができたと思います。2番手につけたかったのですが、少し惜しかったですね」
「最後にアタックをかけたのですが、1コーナーでミスをしてしまいました。もう1周する時間もなかったので、そのまま予選を切り上げてピットに戻りました。決勝は晴れてくれたら、なんとかなると思うのですが……。雨だと分が悪いかもしれません」