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投稿日: 2017.10.24 10:38
更新日: 2017.10.24 10:39

86/BRZ第9戦:ブリヂストン勢がウエットの予選で上位独占。決勝レースは台風で中止に


国内レース他 | 86/BRZ第9戦:ブリヂストン勢がウエットの予選で上位独占。決勝レースは台風で中止に

 一方、クラブマンシリーズでは練習で、チャンピオンに王手をかけている神谷裕幸(N中部ミッドレス スノコ86)が絶好調。これに最大のライバル、小野田貴俊(ネッツ東埼玉ワコーズED86)が続くことに。しかし、2組に分けられた予選において、神谷は1組の4番手に。

「絶えず(他車に)引っかかっていたのと、せっかくクリア(ラップ)を取れた周に白線を踏んでしまい、少しズルっと(滑ってしまいました)。今回のうちに決めたいんですけどね」と悔しそうに語る。

 その前に立ちはだかったのが、庄司雄磨(OTG AREA 86)と小野田、そして手塚祐弥(栃木スバルBS BRZ P.MU)と優勝経験のある者ばかり。特に庄司は「路面状態の変化とタイヤの美味しいところをうまく合わせられて、2周目、3周目とタイムを伸ばすことができました。明日の雨がどんな感じか分かりませんが、予選と同じぐらいならば、自信があります」と強く語っていたのだが……。

 なお、2組のトップは水野大(リキモリ剛式制動屋カークリ86)で、2番手は河村直樹(N中京GRガレージ小牧BS86)が獲得したが、タイムに優った庄司がポールポジションを獲得し、水野以下はイン側グリッドに並ぶことに。

 プロフェッショナルシリーズの予選が終了してから、しばらくすると日曜日の全レース中止が発表される。特に阪口や庄司の無念さは想像に余りあるが、レースの安全、そして何より観客の安全確保を重視したとあっては、中止はやむを得まい。その結果、最終戦を待たずして、クラブマンシリーズで神谷の初タイトルが決定した。

最終戦を待たずしてクラブマンのチャンピオンを獲得した神谷裕幸(N中部ミッドレス スノコ86)
最終戦を待たずしてクラブマンのチャンピオンを獲得した神谷裕幸(N中部ミッドレス スノコ86)

「実感もまだ湧きませんし、正直『えっ?』って感じです。戦って、小野田さんと白黒つけたかったですね。でも、今年1年間を振り返ると、最初のうちはクラブマンのタイヤの使い方が分からなくて、やっていくなかで3戦目、4戦目あたりからいいところが分かって、特に4戦目の岡山は慣れているところなので、そこで確信が持てたのが、その後につながっていると思います」と神谷。

「去年まで使っていたクルマと、今年のクルマを比較テストしたら、普通に同じセットでも1秒遅くて。ちゃんとセットアップも進んだので、それが連勝につながったのかもしれません。今年も自分でセットアップはやっていましたよ」

「まだ最終戦も残っていますので、そこで勝って。ヴィッツの頃からライバルとして一緒に戦い続けている、小野田さんの庭を荒らします(笑)」

 2017年シーズンの最終大会となる第10戦は12月9~10日、富士スピードウェイで行われる。

予選後、クラブマンの決勝Bレースが行われた
予選後、クラブマンの決勝Bレースが行われた
クラブマンの決勝Bレースでは、4番手スタートの田中良平(デルタモータースポーツ枚方86)が優勝
クラブマンの決勝Bレースでは、4番手スタートの田中良平(デルタモータースポーツ枚方86)が優勝


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