全日本カートOKシリーズ 2018年第3戦/第4戦 レースレポート
■第3戦レポート
佐々木大樹、チームメイトとのバトルを制し今季2勝目を獲得!
土曜日夕方に行われたタイムトライアル。今回はエントリーが21台のため、タイムトライアルは組分けせず1グループでのタイムアタックとなった。また、通常は計測時間後半にコースインすることが多いが、今回は計測開始直後から続々とコースインする車両があり、時間いっぱいタイムアタックする姿も見られた。
トップタイムを獲得したのは、終始、単独でのアタックを繰り返していた佐藤蓮(DragoCorse/TM/YH)。僅差の2番手に佐々木大樹(TONYKART/VORTEX/BS)、3番手に高橋悠之(TONYKART/VORTEX/BS)が続く。
予選ヒートでは、佐藤が好スタートからレースをリード。2番手争いは佐々木、高橋、名取鉄平(BirelART/IAME/BS)らで展開される。佐藤は序盤にリードを築くが、中盤に2番手に上がった名取が、集団を抜け出すと、徐々に佐藤を追い詰めていく。
終盤、周回ごとに差を縮める名取。最終ラップには佐藤と名取はテールtoノーズとなるが、佐藤が最後まで名取を抑え切りトップチェッカー。第3戦決勝のPPを獲得した。
日曜日午前中とはいえ、気温が30度近くまで上昇した中で行われた第3戦決勝。好スタートを見せたのは佐藤。それに佐々木、高橋、名取、三村壮太郎(CrocPromotion/TM/YH)が続きトップグループを構成する。この中で主導権を握ったのが佐々木、高橋のトニーカート勢。
マシンセットがうまく合い、タイヤを持たせながら周回した2台は、中盤以降に集団から抜け出し、2台によるマッチレースの様相となる。テールtoノーズのまま周回を続ける2台だったが、佐々木が高橋を抑え込み、トップを譲ることなくチェッカー。開幕戦以来となる今季2勝目を獲得。
高橋が2位に入り、トニーカートRTJが1-2フィニッシュを飾った。3位には最終ラップに逆転した佐藤が入った。
佐々木大樹/優勝ドライバーのコメント
序盤から集団でのレースとなりましたが、最後まで余裕があるのは自分と高橋選手だったので、最後は2台でのレースと考えていました。次回の茂原大会がスーパーGTと重なり出場できないので、ここは確実に勝ちたいと思っていましたし、トニーカートで1-2が取れたのでうれしいです。
チームとして、午後のレースを苦手としているので、今回は午後のレースもしっかりと勝ちたいと思います。