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投稿日: 2019.04.13 14:30
更新日: 2019.04.13 17:25

ポルシェカレラカップジャパン2019 第1・2戦岡山 予選レポート


国内レース他 | ポルシェカレラカップジャパン2019 第1・2戦岡山 予選レポート

プレスインフォメーション 2019年4月13日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2019 第1-2戦(岡山)予選レポート

ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2019シリーズ第1-2戦の予選を、岡山国際サーキット(岡山県)で2019年4月13日(土)に開催いたしました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:14度 路面:30度(セッション開始時)

 2019年シーズンも岡山国際サーキットで幕を開けたポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)は、国内で最大の人気を誇るレース、SUPER GT開幕戦のサポートレースとして開催。公式予選は土曜日に1回のみ開催され、第1戦のスターティンググリッドは予選のベストタイム順で決定するが、第2戦は予選で記録されたセカンドタイム順でスターティンググリッドが決まる。そのため予選タイムアタックでは、ベストラップに近いタイムを安定して出せるかがポイントとなってくる。

#60 小河諒(LM corsa)
#60 小河諒(LM corsa)

 予選前日の12日(金)に実施された2回の専有走行で一回目にトップタイムをマークしたのは今年のPCCJ ジュニアプログラムドライバーである#19 笹原右京で、二回目は2013年、2014年に2連覇を達成し5年ぶりのPCCJフル参戦となる#60 小河諒であった。開幕戦に参戦する全20台の911 GT3 Cupは精力的に周回を重ね、翌日の予選に備えてセットアップに励んでいた。

 迎えた13日(土)の予選日は朝から青空が広がり、11時20分のPCCJ公式予選開始時の気温は14度まで上がる。コースイン後、多くのドライバーたちは3周目になる頃からタイムアタックを開始。まずトップタイムをマークしたのは#60 小河諒で、1分31秒130を記録。岡山におけるオーバーオールのコースレコードは1分31秒644のため、この時点でコースレコードを更新。その#60 小河に続いたのが、#18 上村優太、#19 笹原右京、#78 大滝拓也で31秒台を記録する。#60 小河は翌周さらにペースアップし、PCCJ初となる30秒台へと突入し1分30秒898を記録。しかし、予選開始から10分が過ぎた頃にコースアウトを喫したマシンを回収するために赤旗中断に。

 ピットへと戻ったクルマの多くは、ここでニュータイヤへと履き替え赤旗解除後のタイムアタックへと備える。そして、11時36分に予選が再開されると、今年のPCCJジュニアプログラムドライバーである#19 笹原が1分30秒806をマークしてトップに立つ。そのタイムをターゲットに、#60 小河、#31 上村、#78 大滝が追いかける展開になる。まさに、今年注目の若手ドライバー4人による争いとなった予選を制したのは、残り3分の時点でニューコースレコードの1分30秒356をマークした#31 上村であった。開幕戦のポールポジションを獲得した#31 上村は、「赤旗中断のタイミングでニュータイヤに履き替え、路面コンディションも良くなっていたのでポールポジションを狙っていました。狙い通りのタイムも出せたので、決勝ではスタートをうまく決めて逃げ切って優勝したいと思います」と語る。2番手の#60 小河は「最初はうまく路面にアジャストできたのですが、徐々に変化していった状況に合わせきれませんでした。決勝ではチャンスを見逃さずに優勝を狙いたいと思います」と闘志を燃やす。4輪脱輪でベストタイム抹消となり3番手となった#19 笹原は「タイムアタックのタイミングが一歩早くて逆転されてしまいましたが、決勝ではスタート勝負を制して逆転優勝を狙っていきます」と、初レースでの初優勝を狙う。

#19 笹原右京(Porsche Japan Junior Program)
#19 笹原右京(Porsche Japan Junior Program)

 一方、ジェントルマンクラスのポールポジションはニューコースレコード1分31秒355を記録した#32 永井秀貴で、「PCCJ参戦4年目で初ポールポジションを獲得できて、とても嬉しいです。これもスタッフみんなのお陰です。決勝ではミスすることなく、トップでゴールしたいですね」と、喜びを語る。これにより、新たにポルシェセンター岡崎を母体とするナインレーシングは、オーバーオールとジェントルマンクラスのダブルポールポジションを獲得したことになる。2番手タイムをマークした#98 IKARIは、「タイムアタックのタイミングが少し早かったようです。決勝では何とか逆転したいと思います」と力強く語った。

 なお、予選結果全体を見ると上位9台が従来のコースレコードを更新するタイムをマークし、ジェントルマンクラスでも上位8台がコースレコードを更新している。この結果からも今シーズンは、昨年以上に熱い決勝レースが予想される。

#19 笹原右京(Porsche Japan Junior Program)
#19 笹原右京(Porsche Japan Junior Program)

 セカンドベストタイムで争われる第2戦の予選結果は、第1戦と同じく#31 上村がポールポジション、2番手に#19 笹原、3番手は#60 小河となっている。ジェントルマンクラスのポールポジションは第1戦と同じく#32 永井が獲得し、2番手は#98 IKARI、3番手は#11 山口智英が獲得している。

 第1戦の決勝レースは13日16時40分〜、第2戦は14日11時25分〜、両日とも15周もしくは30分間で競われる。


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