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投稿日: 2020.10.14 09:00
更新日: 2020.11.04 09:50

MINI CHALLENGE JAPAN.2020 Round.2 ツインリンクもてぎ レースレポート


国内レース他 | MINI CHALLENGE JAPAN.2020 Round.2 ツインリンクもてぎ レースレポート

■ドライバーコメント

石井一輝選手(7号車 ダイワグループ /JCW クラス)

 ダイワグループはMINI杉並やMINI西東京など自動車販売店を幅広く展開している会社です。私はフロント業務に携わっておりメカニックの経験もありますが、レースに出場したことはなかったんです。けれど、クルマも走るのも大好きで、スタッフの中から出場希望者を募りチームを結成し、MCJPに参戦するという話を聞きいたとき、すぐに手を上げました。

 その後、時間のない中でチームをサポートしていただいている砂子塾長にアドバイスを受け、基本に忠実に練習を積み重ねてきました。スリックタイヤを履いて、シーケンシャルミッションを操作しながら、電子デバイスを持たないレーシングマシンで戦うのは本当に痛快でした。

 今シーズン、チームは4戦に出場を予定していますが、実はすべて異なる社員ドライバーが挑みます。私は今回のレース以降サポートに回りますが、このような機会があったらまたチャレンジしてみたいですね。それほど楽しく、そして貴重な経験でした。

木村英樹選手(3号車 WAVE SPEED / Cooper S クラス)

 オシャレでいいなと思い、通勤の足として1年ほど前からMINIクーパーSに乗っています。そのMINIのメンテナンスをお任せしている静岡県のWAVE SPEEDさんから、MCJPにCooper S クラスが新設されると聞いて興味がわき、出場することを決めました。車両購入からマシンの製作、整備までWAVE SPEEDさんにお願いしています。

 もう10年以上前に走行会に参加したことがありましたが、レース経験はゼロ。練習走行後に、ぶっつけ本番、という感じでした。そしてツインリンクもてぎを走るのも、今回のレースが初めて。若葉マークを貼って出たほうがいいんじゃないかと思うくらいです(笑)。

 それに加えてあまりFF車の経験がないので、荷重移動やライン取りなど勉強の日々なのですが、MINIで走るのがとても面白くなってきました。ほぼ素のままのMINIですが、サーキットでも本当に楽しいですよ。この魅力をたくさんの人に知ってもらって、レースが盛り上がるようがんばりたいと思います。

■コラム

見ても、乗っても痛快!!「MINI CHALLENGE JAPAN」ってどんなレース?

「MINI CHALLENGE JAPAN」は英国で2002年に始まり、日本では今年で4シーズン目を迎えるワンメイクレースだ。

 発祥の地で開発された本格的なレース車両“チャレンジカー”は、F56 MINI JCWをベースにしているとは言え、ボディや足まわりを大きくモディファイ。

 さらにスリックタイヤを履いたマシンによる激しいバトルは迫力満点で、ミニのハイパフォーマンスをファンの心に強く印象づけてきた。

 2019年からはミニの正規輸入を手がけるMINI Japanの公認を受け、レースとコラボしたMINIファンのためのイベントも行われている。

 また、エントラントや観客を手厚くサポートするホスピタリティも充実しており、年を追うごとに大きな盛り上がりをみせている。

 さらに今シーズンは大きなトピックがある。「Cooper S クラス」が新設されたことだ。これはナンバー付き車両で行うNゼロ規定のクラスで、参戦車両のベースとなるのは、F56 クーパーS。

 もちろん安全装備の装着が義務づけられるが、限りなく市販車に近いマシンが繰り広げる戦いが加わることで、MCJPにフレッシュな魅力が加わった。

 ストリートを走る愛らしい姿を残したマシンのバトルは、MINIファンにとって見逃せないものだろうが、より参加しやすいモータースポーツカテゴリーとしても注目されている。

 なおCooper S クラスの新設によって、シーケンシャルミッション、スリックタイヤなど、レース専用パーツを数多く採用し細部にわたって“別物”の凄みに満ちたチャレンジカーよるレースは「JCW クラス」と呼ばれるようになった。

 公式予選、決勝レースともに2クラス混走となるが、1イベントで2レースを行うというレースフォーマットに変更はない。

 また、最初のレース1は予選で決勝スタートポジションを決め、レース2ではレース1の順位で上位60%までを“逆さま”に入れ替えるリバースグリッドを採用することもこれまで同様で、ワンメイクならではの白熱したバトルがさらに激しさを増すのは必至。

 観戦者が楽しめる工夫が凝らされているのも、MCJPの特徴なのだ。

MINI CHALLENGE JAPAN 公式レポート
https://minichallenge.jp


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