更新日: 2020.10.26 20:30
FIA-F4:平良響が3連勝で鈴鹿大会を完全制覇。ランキングトップを不動のものに
24日(土)16時から行われた第5戦決勝。オープニングラップのS字でコントロールを失った車両がコースを横断、さらに縁石に乗って宙を舞うとコース上の3台を巻き込む多重クラッシュが発生し、赤旗中断となった。
FIA-F4選手権にはレース時間は30分以内という特別規則があり、セーフティカー先導でレースが再開されたときには残り時間6分という状況に。
さらに、セーフティカーランの途中にマックス・サロ(ATEAM Buzz Racing F110)がマシントラブルでNISSINブレーキヘアピン立ち上がりでストップ。これによりセーフティカー先導のままチェッカーを迎えた。
予想外のレースで4連勝目を達成した平良は「不完全燃焼感はありますが、予選の結果があって最高のスタートをきれたので、勝つことができて本当に良かったです」と語った。
■第6戦:平木と太田が連続表彰台を獲得
第6戦決勝のポールポジションは、第4戦でファステストタイムを記録した荒川。2番手に平良、3番手に平木、4番手に小出、5番手に野中が続いた。
25日(日)9時45分から行われた第6戦決勝、スタートでロケットスタートを決めたのは平良。ポールポジションスタートの荒川は2番手に後退し、野中が3番手に浮上する。
しかし、3周目のS字で荒川が、そしてデグナーカーブ進入で野中が単独スピン。あえなく戦列を離れたことで平木が2番手、太田が3番手に浮上した。
平木と太田の2番手争いが激化するなか、平良はスパートをかけ、そのまま独走状態へと持ち込むとトップでチェッカーを受けて鈴鹿大会3連勝、通算5連を獲得。2番手を守りきった平木は、ポイントランキングでも2位に浮上した。
「ペースも良かったし、メンタル的にも集中して走ることができました。次のもてぎはテストでも絶好調だったので、また3連勝して佐藤蓮選手の記録を塗り替えたいです」と平良。佐藤の持つ記録は年間11勝と8連勝、今の勢いならば、あながち不可能ではなさそうだ。
インディペンデントカップでは、佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校 フィールドモータースポーツ)が第4戦と第6戦を制してランキングのトップに浮上。第5戦は齋藤真紀雄(CS Marketing AKILAND)が制している。
次戦は11月6~8日にツインリンクもてぎにて第7戦〜第9戦が開催される。