更新日: 2020.10.28 19:19
2020 オートバックス全日本カート選手権 OKシリーズ 第5戦/第6戦レポート
2020 オートバックス 全日本カート選手権
OKシリーズ 第5戦/第6戦
https://www.alnex.jp/kart/report/index.html
開催場所:スポーツランドSUGO西コース
開催日:2020年10月24~25日
コース:スポーツランドSUGO西コース
天候:晴れ
路面状況:ドライ
参加台数:28台
2020年オートバックス全日本カート選手権OK部門第5戦/第6戦は、10月24〜25日の2日間、宮城県・スポーツランドSUGO西コースで開催された。
東北宮城とあって日中の気温も20度を切るなど、すっかり秋を迎えたSUGO。金曜日は終日雨だったものの、土曜日からは晴れが続く。一時的に天候が崩れることはあったものの、ドライコンディションでレースは行われた。
第5戦レポート
渡会太一、独走で3連勝を飾る!
土曜日のタイムトライアル。A組は完全なドライコンディション、B組は開始直前にごく弱い雨が降り出し、ウエットとはならなかったものの、タイムを出すには厳しい条件となる。そのため、トップ9はすべてA組のドライバーが占め、総合トップはルーキーの清水啓伸(DragoCorse/TM/BS)が獲得した。
土曜日夕方に行われた第5戦予選ヒート。スタートでは2ndグリッドの渡会太一(DragoCorse/TM/BS)が好ダッシュでトップに浮上。2番手には佐々木大河(PRAGA/TM/BS)、荒尾創大(BirelART/IAME/BS)と続き、清水は4番手まで順位を落とす。
トップの渡会は佐々木を従えるように周回を重ねる。佐々木も、時折仕掛けプレッシャーを与えていくが、渡会はしっかりとポジションをキープ。そのままチェッカーを迎え、決勝のPPを獲得する。
日曜日、朝9時半前に決勝を迎えた第5戦。日差しはあるものの空気は冷たく、路面温度もあまり上がっていない状況でのレースとなった。スタートは渡会がホールショット。しかし、2コーナーで平安山良馬(KR/TM/BS)、佐々木が立て続けに渡会をかわしていく。トップの平安山に対し、6周目に佐々木が仕掛けトップに浮上。しかし、後続を引き離すことはできない。その間に、3番手で様子を見ていた渡会が平安山、佐々木をかわしトップに浮上する。
トップに立った渡会はそのままスパートをかけ、一気にリードを奪っていく。平安山、佐々木はそのペースについていくことができず、渡会が独走。そのまま逃げきると3連勝を飾った。
渡会太一/優勝ドライバーのコメント
「スタートは欲を出しすぎてアクセルを踏んでしまい、インに入られてしまいましたが、その後は3番手で前の様子を見ていました。前の2台のペースが落ちたところで、うまく前に出られたと思います。その後は順調にレースができました。イメージ通りに走れたと思います」
第5戦リザルト
https://www.kart.jp/wp-content/uploads/result_2020_ok_rd5.pdf
第6戦レポート
渡会太一が4連勝でタイトルに大きな一歩!
なかなか気温も上がらず、時折弱い雨も降るSUGO。それでも本格的な雨とはならず、ドライコンディションのままスケジュールは進行した。
第6戦予選ヒートでは荒尾が2周目にトップを奪い、以降はポジションを譲ることなくチェッカー。2位に渡会が入るもカウルペナルティにより降格となり、代わって野村勇斗(PRAGA/TM/DL)が2位フロントロウを獲得した。
決勝前には晴天が広がり、レースは西日の差すなかでスタート。まずはPPの荒尾が好スタートを決めレースをリードすると、序盤から後続を突き放し独走へと持ち込んでいく。そのまま荒尾が逃げ切るかに思われたが、中盤になると予選を10位で終えていた渡会が2番手まで浮上。さらに前が空くと荒尾をしのぐ速さで周回を重ね、荒尾へと迫っていく。
残り4周を切った25周目、荒尾の背後へと迫った渡会は、翌26周目の4コーナーで勝負を仕掛けトップを奪取。そのままリードを広げ、4連勝を飾るとともにタイトル争いを大きくリードした。2位に荒尾が初の表彰台、3位には佐々木が入った。
渡会太一/優勝ドライバーのコメント
「4連勝できてうれしいです。次のもてぎは自分にとってもチームにとってもホームコースなので、この連勝をとぎらせないように頑張りたいと思います」
第6戦リザルト
https://www.kart.jp/wp-content/uploads/result_2020_ok_rd6.pdf