更新日: 2017.05.01 13:36
VSR Lamborghini SC Junior Team FIA-F4第6戦/第13戦/第14戦もてぎ レースレポート
13日(日)の第14戦は、第6戦レース中のファステストラップ順のグリッドとなり、14番手からのスタートでした。1周目を10番手で終えた金澤選手でしたが、オープニングラップのヘヤピンでの事故でセーフティーカーが出され、3周目からリスタートとなりました。
金澤選手はリスタート後、いまひとつペースが上がらず、14番手までポシションをダウンしましたが、デビュー大会で3連続完走という結果を残し第14戦のチェッカーを受けました。
63号車のファン選手は11日(金)に実施された予選で、第6戦決勝は14番グリッド、セカンドベストタイムによる第13戦決勝は18番手からのスタートとなりました。
迎えた12日(土)の第6戦決勝レースでは、濡れた路面に対してスリックタイヤを装着するドライバーも多かったのですが、最前列のふたりと同じく、レインタイヤをチョイスしました。
ファン選手は見事なスタートを決め、1周目には9番手、2周目には7番手でコントロールラインを通過。しかし路面が乾き始めてしまい、スリックタイヤを装着するドライバーが後方から次々とファン選手をオーバーテイク。
ラップタイムが5秒近く遅いために、無理なブロックをすることなく、自分のレースに集中しました。結果、18位でチェッカーを受けましたが、このレースのファステストラップで第14戦のグリッドが決定される為、厳しい展開となってしまいました。
12日午後の第13戦では好スタートを見せたものの、1周目の第3コーナーでイン側からマシンがオーバースピードで飛び込んできたため、接触を避けるために自らアウト側にコースアウトし、大きくポジションを落としてしまいます。
なんとかコースに復帰後、再び気を取り直して前のマシンを追いましたが、最終的に33位で完走扱いとはなりませんでした。
13日(日)の第14戦では、23番手グリッドからのスタートでしたが、ファン選手同様、第6戦でレインタイヤを装着したランキング上位のドライバーが周囲を埋め、スタート直後からクリーンでかつ激しいバトルを展開。巧みにマシンコントロールをしたファン選手は、混戦を制して21位でチェッカーを受けました。
■コメント
19号車:金澤力也
「今回のツインリンクもてぎでFIA-F4に参戦したのは、本格的に参戦予定の来シーズンを前に、自分の現時点の力量を見極め、何が自分には足らないのか、どこが強みなのかを見極めておきたかったからです。
VSR Lamborghini Squadra Corse Formula Junior Teamとは、今年、イタリアの本拠地を訪ねて体力チェックやイタリアFIA-F4車両でトレーニングを積ませてもらっていましたし、ZAP SPEEDさんとは4輪レースデビューからお世話になっているチームなので、レースウィークに大きな緊張はありませんでした。
練習走行の初日だけは自分の都合が合わず欠席してしまったのですが、その遅れが最後まで響きました。FIA-F4はレベルが高く、ほんのわずかなセットアップの違いで、コンマ1秒を失い、その差によって大きくグリッドが変化してしまうのです。