ポルシェカレラカップジャパン　2022第1／2戦岡山　プレビュー

ポルシェカレラカップジャパン 2022　第1-2戦プレビュー

　ポルシェジャパン株式会社（本社：東京都港区 代表取締役社⻑：ミヒャエル・キルシュ）とポルシェカレラカップジャパン（PCCJ）委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第1-2戦を、岡⼭国際サーキット（岡⼭県）で2022年4⽉16⽇（⼟）、17⽇（⽇）に開催いたします。

　2001年から日本国内におけるワンメイクレースとして長い歴史を誇るPCCJは、今年開催22年目のシーズンを迎える。今シーズンは6大会11戦で競われ、第1戦から第10戦までがスーパーGT併催で、最終戦はF1日本GPのサポートレースとして開催される。そして、最大のトピックスは今年からカップカーが最新型の「911 GT3カップ（タイプ992）』が導入される点だ。4ℓ水平対向エンジンを搭載し、8400rpmで先代モデルを25PS上回る最高出力375kW（510PS）、6150rpmで470N・mの最大トルクを発揮。カップカーとしては初となる911ターボ仕様の軽量ワイドボディを採用し、スワンネックタイプの大型リアウイングを備える。空力ダウンフォースは大幅に増加し、ブレーキ性能も向上しているため、これまで以上にパワフルでスピード感溢れる戦いとともに、各サーキットでのコースレコード更新も予想される。

　参加ドライバーは「プロクラス（Pro）」、「プロアマクラス（ProAm）」「アマクラス（Am）」の3クラスに区分され、シリーズチャンピオンはプロクラスの最終ポイントランキング1位のドライバーに与えられる。今シーズンから上位3位までのポイント制度が変更され、各レースのクラス別に優勝は25点、2位が20点、3位が17点を与えられる。この変更により、シーズンを通じたポイント争いは従来以上に激化されるはずだ。なお、フロントとリアのガラスに掲示されるゼッケンは、プロクラスがホワイト、プロアマクラスがイエロー、アマクラスがオレンジに塗り分けられている。

　新型カップカーのデビューレースとなるPCCJ第1-2戦の舞台は、全⻑3.703㎞で2つのストレートと13のコーナーにより構成されている岡⼭国際サーキット。⽐較的狭いコース幅でタイトコーナーが多いため、オーバーテイクチャンスは限られてくる。それだけに、毎年予選結果が上位入賞の重要な鍵となっており、予選は土曜日に1回のみ実施される。そして、第1戦のスターティンググリッドは予選ベストタイム順、第2戦のスターティンググリッドは予選で記録されたセカンドタイム順で決定する。

　開幕大会のプロクラスは4台がエントリー。昨シーズンPCCJ史上初となる4度目のチャンピオンに輝いた#1 近藤翼が5度目の王座獲得を目指して参戦。#1 近藤のライバルは、2013年と2014年にPCCJ2連覇を成し遂げた#60 小河諒、幅広いカテゴリーでのレース経験を持つ#7 山田遼、昨年ポルシェジャパンジュニアドライバーに選出されポルシェスプリントチャレンジジャパン（PSCJ）でシーズン最多勝利を収め、今シーズンは同ジュニアドライバーとしてPCCJにステップアップした#91 澤龍之介。#1 近藤と3人のライバルの戦いは、ニューカップカー導入によりデータや経験値がイコールとなるため激化が予想される。

　プロアマクラスは、2017年にジェントルマンドライバーとして初めてシリーズチャンピオンに輝いた#9 武井真司が3年振りに参戦。昨年も最終戦までクラス王者争いを繰り広げた#98 IKARI、#77 浜崎大との高いレベルでのバトルが予想される。そしてアマクラスは7台が参戦。今年がPCCJ初参戦となるドライバーも多く、クラス優勝を目指した実力伯仲の接戦が期待される。

　PCCJ第1-2戦岡⼭⼤会のスケジュールは、専有⾛⾏が4⽉15⽇（⾦）9時〜9時30分、11時30分〜12時と各30分間の2セッション。予選は4⽉16⽇（⼟）11時50分〜12時20分の1回のみ。決勝レースは、第1戦が16⽇（⼟）16時スタート（15周もしくは30分間）、第2戦が17⽇（⽇）9時15分スタート（15周もしくは30分間）となる。なお、第1-2戦の決勝レースはポルシェジャパンのtwitterアカウント（＠PorscheJP）で各日ともライブストリーミング配信される予定だ。