ポルシェカレラカップジャパン 2022第5/6戦鈴鹿 プレビュー
ポルシェカレラカップジャパン 2022 第5-6戦プレビュー
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第5-6戦を、鈴鹿サーキット(三重県)で2022年5⽉28⽇(土)、29⽇(日)に開催いたします。
最新型の「911 GT3カップ(タイプ992)」が導入されたPCCJ2022年シーズンは、6大会11戦で競われている。第1-2戦は4月16〜17日に岡山国際サーキット、第3-4戦は5月3〜4日に富士スピードウェイで開催されており、今回の第5-6戦はシーズン中盤戦となる。レースは、「プロクラス(Pro)」「プロアマクラス(ProAm)」「アマクラス(Am)」と3クラスの混走となっており、クラス毎に熱いバトルが各戦とも展開されている。
第5-6戦の舞台となる鈴鹿サーキットは、F1日本GPの舞台としても知られている。全長5.807㎞で、低速、中速、高速の各コーナーがバランスよく配置されており、世界中のドライバーからの評価も高いサーキットである。世界的にも珍しい立体交差を有し、右回りと左回りが入れ替わる8の字型のレイアウトとなっているのも特徴だ。そして、最終コーナーの立ち上がりからグランドスタンド前のメインストレートでスリップストリームを利用し、進入していく1コーナーでの争いも見所の一つで、トータルパッケージが大幅に進化したニューカップカーがどのようなバトルを展開するのか注目される。ここまでの岡山国際サーキット、富士スピードウェイでコースレコードが更新されているだけに、今回の鈴鹿サーキットでも現在の2分03秒796を上回るラップタイムが期待されている。
プロクラスは4戦終了時点で、チャンピオン経験者の#1 近藤翼と#60 小河諒がともに2勝を上げているが、ポイントランキングではトップの#1 近藤が90点、2位の#60 小河が87点となっている。鈴鹿で5レースが行われた昨シーズンのPCCJでは#1近藤が2勝、対する小河も2勝を記録し、このグランプリサーキットでも互角の戦いを繰り広げている。早くも中盤戦を迎えるPCCJのタイトルの行方を占う上では、この2レースが大きな鍵となるだろう。
プロアマクラスは、ベテランの#98 IKARI、#77 浜崎大、2017年のシリーズチャンピオンである#9 武井真司による三つ巴の戦いが展開されている。開幕戦で#9 武井が優勝を飾ると、第2戦、第3戦はクラスチャンピオン獲得に闘志を燃やす#98 IKARIが優勝。第4戦は#77 浜崎が2020年の第8戦以来となる優勝を果たす。ポイントランキングは、1位の#98 IKARIが87点、2位の#77 浜崎が86点、3位の#9 武井が42点となっており、実力拮抗の好バトルを鈴鹿でも見せてくれるはずだ。そしてアマクラスは、今年初参戦ながらプロアマクラスのドライバーを脅かす存在となっている#10 MOTOKI TAKAMIが開幕戦から4連勝中となっている。しかしPCCJのベテランドライバーやその他の初参戦ドライバーも徐々に新型カップカーに慣れて来ているため、鈴鹿で連勝ストップを成し遂げられるドライバーが誕生するのか注目される。
PCCJ第5-6戦鈴鹿⼤会のスケジュールは、専有走行が5⽉27⽇(金)8時15分〜8時45分、10時30分〜11時と各30分間の2セッション。予選は5⽉28⽇(土)11時45分〜12時15分の1回のみ。決勝レースは、第5戦が28⽇(土)16時40分スタート(10周もしくは30分間)、第6戦が29⽇(日)11 時35分スタート(10周もしくは30分間)を予定する。なお、第5-6戦の決勝レースはポルシェジャパンのtwitterアカウント(@PorscheJP)で、各日ともにライブストリーミング配信される予定だ。