ニック・デ・フリース（Nyck de Vries） 2023年

●国籍：オランダ
●生年月日：1995年2月6日（27歳）

ニック・デ・フリース関連ニュースまとめ

2022年シーズン成績
●出走：1回
●優勝：0回
●表彰台：0回
●入賞：1回
●完走：1回
●PP：0回
●FL：0回
●ドライバーズランキング：21位／2ポイント

通算成績
●F1デビュー：2022年第16戦イタリアGP
●在籍チーム：ウイリアムズ（2022年代役出場）→アルファタウリ（2023年）
●出走：1回
●優勝：0回
●PP：0回
●FL：0回
●表彰台：0回
●入賞：1回
●ドライバーズ選手権最上位：21位（2022年／ウイリアムズ）

■ニック・デ・フリース　プロフィール

　オランダ出身のニック・デ・フリースは、他のレーシングドライバーと同様に、幼少期にカートを始めた。13歳だった2008年にはふたつ、翌2009年には3つのシリーズでタイトルを獲得。2010年、11年は世界カート選手権を連覇した。

　そんなデ・フリースは2012年にシングルシーターのレースにステップアップ。フォーミュラ・ルノー2.0 シリーズで4輪レースデビューを果たすと、2014年にはユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0、フォーミュラ・ルノー2.0 アルプスでチャンピオンに輝き、2015年にはフォーミュラ・ルノー3.5 シリーズで選手権3位に入った。

　2016年はGP3シリーズに参戦して2勝を挙げて6位という成績を残し、2017年にFIA F2へ昇格。3シーズンを過ごして2019年に念願のチャンピオンとなるが、この年を限りに2010年から所属していたマクラーレン・ヤング・ドライバー・プログラムとの契約は終了した。F1に昇格できなかったデ・フリースは、メルセデスのワークスチームからフォーミュラEに参戦し、2年目の2020／21年にタイトルを獲得。また2020年には、WEC世界耐久選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racingのテスト兼リザーブドライバーも務めた。

　数々の選手権でチャンピオンになったデ・フリースは2022年、フォーミュラEに参戦しつつ、メルセデスのリザーブドライバーを務め、ウイリアムズ、メルセデス、アストンマーティンの3チームからフリー走行に参加した。そして第16戦イタリアGPでは、虫垂炎によりグランプリを欠場することになったアレクサンダー・アルボンの代役として、ついにF1デビューを果たしたのだ。

　イタリアGPの金曜日にはアストンマーティンからFP1に参加していたデ・フリースだったが、土曜日のFP3からウイリアムズのマシンに乗り込み、予選は13番手。他車のペナルティにより8番グリッドからレースをスタートし、見事9位に入賞した。この活躍を見たレッドブル陣営は、デ・フリースのパフォーマンスを高く評価。アルピーヌへ移籍するピエール・ガスリーの後任として、2023年にアルファタウリでデ・フリースを起用することを決めたのだった。

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