/ Kuo VANTELIN TEAM TOM’S /
ゼッケンNo. :36
日本人初のフルタイムF1ドライバーとして知られる中嶋悟の息子であり、ル・マン24時間レースで3連覇を果たすなど、世界的に活躍しているドライバーのひとりである中嶋一貴。
ホンダのバックアップを受けていた父とは異なり、トヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム(TDP)のメンバーとなり、トヨタのサポートを受けてF1へステップアップ。2008年と2009年の2シーズンに渡ってウィリアムズからフル参戦し5回の入賞も果たした。しかし、2年目の2009年は上位に食い込むことができず、シートを失うこととなった。
2012年からWEC世界耐久選手権に参戦するトヨタのメンバーに選ばれ、世界の舞台で活躍を続けている。同シリーズの1戦にもなっているル・マン24時間レースでは2014年に日本人初のポールポジションを獲得するなど、毎年活躍を見せたが、優勝には手が届かず。2016年には残り10分を切るところまでトップを快走したが、まさかのトラブル発生で悲願達成を果たせないなど、数々の悔し涙をのんできた。しかし、2018年に初の総合優勝を獲得すると、それ以降も勝利を重ねて、現在はル・マン24時間レースで3連覇中だ。
並行して2011年からは日本のレースにも本格復帰し、フォーミュラ・ニッポン/スーパーフォーミュラでは2012年と2014年にシリーズチャンピオンを獲得。現在もKuo VANTELIN TEAM TOM’Sからレギュラー参戦を続けている。
スーパーGTは2005年にGT300クラスに参戦し1勝をあげているほか、GT500クラスでも合計7シーズンに参戦。7勝を挙げて、2013年にはランキング3位を獲得している。ただ、WECとの日程重複の兼ね合いで欠場するレースもあり、2020年からはWECに専念するために、再びGT500からは離れている状況となっている。
今シーズンもスーパーフォーミュラとWECに参戦するため、日本とヨーロッパを行き来する多忙な日々が続くことになるが、今でも維持されている速さと安定感あるレース運びから目が離せない。
出場:2回
優勝:0回
2位:0回
3位:0回
ポールポジション:0回
エンジン:トヨタ
獲得ポイント:4
獲得有効ポイント:4
ランキング:17位
*2021年第7戦終了時点