スーパーフォーミュラドライバー

スーパーフォーミュラ | タチアナ・カルデロン(Tatiana Calderon) 2021年

タチアナ・カルデロン(Tatiana Calderon)

/ ThreeBond Drago CORSE /

ゼッケンNo. :12

 2021年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権は4月3〜4日に富士スピードウェイで開幕を迎える。第1戦を前に、2021年シーズンを戦うスーパーフォーミュラのドライバーたちのこれまでのレースキャリアやドライバーとしての特徴などを紹介する。今回は現在スーパーフォーミュラ唯一の女性ドライバーであり、参戦2年目を迎えるタチアナ・カルデロン(ThreeBond Drago CORSE)だ。

 2020年、日本のトップフォーミュラでは女性ドライバーとして23年ぶりに参戦を果たし、注目を集めたタチアナ・カルデロン。コロンビア出身で、キャリア初期は北米のレースシリーズを中心に戦っていたが、2011年からヨーロッパのレースシリーズに本格参戦。現在はスペインの自宅を拠点にしてレースに臨んでいる。

 しばらくはF3やGP3の舞台で活躍した。2017年からザウバーの開発ドライバーに就任し、現在はアルファロメオ・レーシングにも時より帯同し、開発ドライバーとしてチームに貢献している。

 2019年にはFIA F2に初挑戦するも、思うような結果を残せず、2020年から新たな活躍の場として日本を選択。道上龍監督率いるThreeBond Drago CORSEからスーパーフォーミュラにレギュラー参戦を果たした。

 普段は、笑顔が絶えず、メディア対応なども快く応じてくれるなど優しい一面もあるが、いざマシンに乗り込むと、度胸のある走りをみせる。

 特筆すべきは2020年の開幕戦もてぎ。最終ラップに後方から迫ってきた山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)を相手に一歩も引かないバトルを披露し、大きな注目を集めた。その後、コロナ禍の影響で、2レースを欠場することとなったが、第4戦オートポリスから復帰を果たすと、粘り強い走りを披露。

 最終戦富士ではクラッチトラブルで大きく出遅れてしまったが、決勝中のレースペースは非常によく、全体で5番手のベストタイムを記録する活躍を見せた。その後の合同テストでも、一時2番手に食い込むなど、注目度はさらに増している。

 本人もフォーミュラカーのレースを続けていきたいという希望が強く、2021年もThreeBond Drago CORSEからの参戦が決定。同じチームで迎える日本のトップカテゴリー2シーズン目は、初ポイントの獲得を含め、上位進出を目指す。

■スーパーフォーミュラ:2021年シーズン戦績

出場:4回
優勝:0回
2位:0回
3位:0回
ポールポジション:0回
エンジン:ホンダ
獲得ポイント:0
獲得有効ポイント:0
ランキング:-位
*2021年第7戦終了時点

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