投稿日: 2023.11.04 16:31
【F1サンパウロGP予選の要点】悪天候に翻弄されたQ3。“パフォーマンスを犠牲にした安全策”もタイム差が開いた一因か
取材・文 柴田久仁夫
F1第21戦サンパウロGP予選は、終盤にグランドスタンドの屋根が倒壊するほどの悪天候に見舞われ、Q3は最初のアタックを終えただけで赤旗終了となった。その結果、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得、0.294秒落ちでシャルル・ルクレール(フェラーリ)がフロントロウに並んだ。
さらに約コンマ6秒落ちでアストンマーティンが2列目。去年フロントロウを独占し、レースでもワンツーフィニッシュを果たしたメルセデスは3列目、Q2でトップタイムを叩き出したランド・ノリス(マクラーレン)は、7番手にとどまった。何よりQ1では全20台のラップタイムが1秒以内にひしめく超接戦だったのが、Q3ではフェルスタッペンから9番手セルジオ・ペレス(レッドブル)の差が(黄旗の影響もあったとはいえ)1秒6と大きくばらけている。