投稿日: 2017.04.03 18:22
更新日: 2017.04.03 18:24
更新日: 2017.04.03 18:24
【今宮純のキャッチポイント】シリーズの“全体傾向”が見えてくるF1第2戦中国GP
Jun Imamiya
●キャッチポイント1:最近のフェラーリ勝利は、路面温度が35度以上のホットコンディションになった時だけだ。15年シンガポールGPは37度、ハンガリーGPは40度、マレーシアGPは61度、13年スペインGPは37度、中国GPは35度。今年の開幕戦は気温24度、路面温度35度、冬のバルセロナテストより高めの温度差があった。メルセデス勢はオーバーヒート症状に陥り、スライド傾向になっていったが、フェラーリ勢はそうはならなかった。
●キャッチポイント2:09年から中国GPは、秋から春の時期に移された。4月の上海の平均気温は最高19.5度、月間降雨日数は11日、南半球3月の晩夏メルボルンより涼しい。長期天気予報によれば金曜と土曜は雨がらみ、日曜は曇りで気温20度前後。これらを参考にすると、第2戦がフェラーリ向きのホットコンディションになるか微妙だ。ちなみに、フェラーリが上海で勝った13年は春とは思えない気温26度、うす曇りで路面温度は35度以上だった。
●キャッチポイント3:ルイス・ハミルトンがアイルトン・セナの持つポールポジション記録65回に迫り、いよいよカウントダウン。現在62回であと3つ、上海で獲ればあとふたつ。可能性としてセナの命日5月1日の前、4月30日第4戦ロシアGPで並ぶかも。中国GPで彼は過去5回ポールポジションを決めている。