更新日: 2017.04.21 11:22
サインツ「降格よりは問題続きのPUでリスク冒す」:トロロッソ金曜コメント
2015年F1アブダビGPの金曜プラクティスで、トロロッソのマックス・フェルスタッペンは12位/13位、カルロス・サインツJr.は16位/14位だった。
■スクーデリア・トロロッソ
マックス・フェルスタッペン フリー走行1=12位/2=13位
FP1は好調で、週末をいい形でスタートできたと思う。コースとマシンを理解し、バランスの改善に努めるところから始めた。もちろんFP1の順位は望んでいた位置ではないけれど、それほど心配していない。ブラジルでも似たような状況だったけど、結果的には力を発揮できたからね。
FP2では予定していた作業を進め、マシンのセットアップの改善に努めた。正しい方向に進めたと思う。
今日学んだことをすべてまとめられれば、ほぼ目標とする位置に行けると思う。明日以降もうまくいくといいね。
カルロス・サインツJr. フリー走行1=16位/2=14位
順調な金曜だったとはいえない。望んでいたような一日でなかったのは確かだよ。
FP1でいくつか問題が発生して、十分な走行ができなかった。だからFP1の結果は実力を反映したものではない。
FP2では最初はすべてがうまくいっていたのに、残り45分でエンジンが突然切れた……。シーズン最後の週末をこんな形でスタートするなんて残念だ。でも幸いまだ金曜日だから、問題を解決し、明日もっと強くなって戻って来ることができるよ。
FP2のロングランでオイルリークが起きて、エンジンが予防措置として切れてしまった。このエンジンには今日だけでたくさんの問題が起きている。FP1ではMGU-Kのオーバーヒートでパワーが低下し、水漏れも起きた。
手持ちのエンジンが少ない。もうひとつ選択肢はあるけれど、それはメキシコの決勝でオーバーヒートしたもので、少しダメージを負っている。でも少なくともエンジンがないことはないので、(降格)ペナルティは受けずに済む。レースで完走できるかどうかは分からないけどね。
フレッシュエンジンに交換するという選択肢はない。そうするとペナルティを受けるからだ。だからリスクを冒すしかない。