投稿日: 2017.05.19 18:13
更新日: 2017.05.19 18:20
更新日: 2017.05.19 18:20
強力なチームメイト相手に戦う、ふたりの“フライング・フィン”【今宮純のザ・ショウダウン】
Jun Imamiya
では37歳(アラフォー)のキミは遅くなったのか。そうとは思えない。初戦からここまで予選Q1とQ2ではベッテルを6回上回っている。だが-0.577秒、-0.187秒、-0.320秒、-0.239秒、最後のアタックで及ばず逆転された。「PPを狙えるスピードはあるのに自分がミスを」と率直に語るライコネン。
彼のレース・キャラクターを表すのは歴代2位の最速ラップ45回記録。今季はすでに2回樹立、昨年は1回きりでSF70Hに好感触を持っていることがよく分かる。
ライコネンの【アップポイント】
■Q3ラストアタックの精度を上げたい。とくに低中速エリア(ターンイン)と、最終セクター。
■スタートダッシュでベッテルとわずかな違いがある。ピアニストのように繊細なクラッチパドル操作を。
■接近戦タービュランスのなか、乱れがちなフロント挙動を制御したい。クリーンエアなら最速ラップを引き出せるのだから。
F1王者を相手に善戦、もうひとりの“フライング・フィン”