更新日: 2016.03.08 23:58
フェラーリPU、型落ちでも問題なし?
トロロッソのカルロス・サインツJr.は、ルノー製パワーユニットから、一年落ちのフェラーリ製パワーユニットへのスイッチは、このオフシーズンにチームに悪い影響を与えなかったと話している。
オフシーズンテストの総周回数では、メルセデスの1294周(1位)に次ぐ1049周という記録を残したトロロッソ。昨年は1位を記録しておりテストでは多くの周回を重ねている同チームだが、シーズン中は突発的なトラブルなどパワーユニットの信頼性不足により、ポイントを取りこぼすことも少なくなかった。
しかしサインツJr.は、「とにかく距離を稼ぐことに集中したよ。昨年のこの時期に見られたような問題は今のところ多く起きていない。正直に言えば細かな問題は起きているけどね。クルマをきちんと走らせて、マシンづくりの確かな基盤を築けたことが重要だ」と、テストでの収穫に自信を深めた様子。
彼の話によると、チームはパワーユニットの信頼性向上と、昨年苦しめられたミディアムタイヤの習熟にも重点を置いていたという。
テストは順調だったが、今シーズンについてはまだ冷静に見ているようだ。
「僕たちがどれほどの位置で戦えるかはわからないよ」
「ミディアムタイヤのテストには多くの時間を割いた。昨年のウイークポイントだったからね。ラップタイムや燃費状況を分析しながら、何が必要なのか徹底的に追求しているところだ」
「メルセデスに次ぐ周回数を重ねられたんだ。僕たちは素晴らしいことを成し遂げられると思う。すべては開幕戦で証明されるよ」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています