投稿日: 2016.05.13 11:01
会見ピックアップ:クビアトの“ストレス”とボケ役に徹するチャンピオンたち
Text:Mineoki Yoneya
その一方、後列ではルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソが緊張感などどこ吹く風と、スマホで自撮りやパノラマ撮影をしたり、ふたりで話し込んだりとリラックスした様子でベテランの余裕を感じさせます。
厳しい質問攻めに、用意していたシンプルな答え
会見の冒頭、まずは司会が当たり障りのない質問を各ドライバーに投げかけますが、フロアからの一問一答になると、やはり質問は渦中のふたりに集中しました。この時とばかりに元気になるのがゴシップ好きのイギリスの新聞系メディアで、辛辣な質問がぶつけられます。
特に「降格」という厳しい現実を突きつけられたクビアトには「降ろされた理由は何だと思いますか?」「フェルスタッペンがレッドブルのシートにふさわしいと思いますか?」「ふたりで、この件について話をしましたか?」「本心ではどう感じていますか?」などなど、傷口に塩を塗り込むような厳しい質問が畳みかけられました。
ふたりとも想定問答への答えは用意していたようで、何を聞かれても一貫してクビアトは「僕の決断じゃないし理由は何とも言えない、残り17戦で最大限に結果を出すだけ」と述べ、フェルスタッペンは「このチャンスを与えてもらったことには大満足。これを最大限に生かすだけ」とシンプルに答え続けました。