更新日: 2016.03.10 14:47
ウェーレイン起用でメルセデスとマノーの関係強化
21歳のドイツ人、ウェーレインは、昨年DTMで史上最年少チャンピオンに輝き、F1でのカーナンバーも、そのときと同じ「94」を選んだ。また、引き続きメルセデスのリザーブドライバーも兼務することになる。
2014年9月にルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのバックアップドライバーに指名され、すでに何度かメルセデスのF1マシンを走らせている。ハミルトンかロズベルグがグランプリの週末にドライブできなくなった場合、メルセデスはウェーレインをチームに呼び戻せることになっているようだ。ただしマノーへの影響を考慮して、本番直前の召還は行われない。
そうした可能性を見越して、メルセデスは昨年11月に契約を更新した育成ドライバーのエステバン・オコンをキープしている。先週ルノーから正式に発表されたとおり、オコンは「レンタル契約」でルノーのリザーブドライバーを務めるが、DTMではウェーレインが乗っていたメルセデスのシートを引き継ぐものと見られる。
ウェーレインとともに迎える新たなシーズンについて、マノーのオーナーであるフィッツパトリックは、こう語っている。
「パスカルは、とても賢いドライバーで前途はきわめて有望だ。彼を迎えることになってマノー・レーシングの誰もが期待に胸を躍らせている」
「我々は小さなチームだが、今季は大きなチャレンジに向けて意気込んでいる。チームが目指す成績に見合うだけの才能と意欲を持ったドライバーを選んだ理由もそこにある。パスカルはメルセデスやフォース・インディアでのテストで鮮烈な印象を残し、昨年はDTMでも堂々たるパフォーマンスでタイトルを勝ち取った。マノー・レーシングは、パスカルがデビューシーズンから強く人々の印象に残る働きをしてみせる場所として理想的だ。我々も楽しみにしている」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています