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投稿日: 2017.09.11 12:42

マクラーレン・ホンダ甘口/辛口ダブル評価  F1イタリアGP編


F1 | マクラーレン・ホンダ甘口/辛口ダブル評価  F1イタリアGP編

 このスペックはアゼルバイジャンGPから投入されたものだが、エンジンそのものは同じスペックでも細かな改良を行なっており、まったく同じものではない。

「同じ3.5でも改良しているので、同じスペックでも性能もまた、まったく同じというわけではありません。特にハンガリーGPの3.5からはパワーも上がっています」と長谷川祐介ホンダF1総責任者は語る。

 残念ながら、Q3に進出したバンドーンのPUは予選中にMGU-Kのシャフトが破損。エンジン交換を余儀なくされ、18番手からスタート。さらにレースでも同じ問題が再発したため、結果には結びつける走りはできなかった。ただし、18番手スタートからでも、レースではトップ10を狙えるポジションで戦っていたことを考えると、エンジン交換がなければ、ポイントは十分狙えた。

 そのMGU-Kのシャフト破損の原因については、正式な調査結果を待つしかないが、問題がアロンソには起きずにバンドーンにだけ起きていることを考えると、特定の工程で製造された部品だけにひそむ問題、いわゆるバッチ・トラブルという可能性がある。

 もし、そうだとすれば、MGU-Kのシャフトの交換はペナルティなしで行うことができ、イタリアGPで壊れた2基のMGU-Kのシャフトとは異なるバッチのパーツに交換すれば、問題は再発しない。

 次戦シンガポールGPは、マクラーレン・ホンダにとってポイント獲得が期待されるグランプリだけに、アロンソとともにバンドーンもペナルティなしで予選に臨んでもらいたい。

マクラーレン・ホンダ 辛口コラムはF1速報WEBで掲載中
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