F1第16戦日本GP 決勝トップ10ドライバーコメント
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=5位
今日は、グリッドポジションが理想的でなかった。最初にソフトタイヤを履き、それなりのスタートを決めて、最初のうちにポジションを稼ごうと思っていた。しかしルノーを抜こうとした時にワイドになってしまい、順位をいくつか落とした。そのため、その遅れを取り戻すところから始めなければならなかった。
決勝中、マシンのフィーリングは少しトリッキーで、理想的なバランスとは言えなかった。まずまずの周もあったけれど、逆に苦労するような周もあった。
最終結果はベストとはとても言えないものだ。セバスチャン(・ベッテル)に何が起きたのか、僕は知らない。この数年、僕らチームは大きく進歩してきた。でもどういうわけか、突然テクニカルトラブルが起こるようになってきた。何か変だ。マシンがずっと完璧な状態で走っていたのに、突然日曜になって、誰も予想していなかった問題が起こるなんて。
これについて対策が必要だ。僕らは最終戦のファイナルラップまで戦い続ける。その上で、どういう結果が出るかを見るしかない。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
エステバン・オコン 決勝=6位
最高のレースができた。特にスタートとオープニングラップは全てがうまく決まって、しばらく3位を走ることができたからね。トップチームのドライバーを抑え続けるには、まだ少しペースが足りないものの、上位でバトルをするのはすごく楽しかった。(ダニエル・)リカルドと(バルテリ・)ボッタスを抑えようとトライしたけど、彼らはとにかく速かったので、先に行かせて自分のレースに集中することを考えた。
今日何よりも難しかったのは、自分のペースのマネジメントだった。1ストップのレースになったので、終盤にペースが落ちないように、タイヤを労りながら使うことが重要だったんだ。僕はチェコ(セルジオ・ペレス)の前を走っていて、前方には順位を奪える相手がいなかったし、僕らの後方にも十分なマージンがあった。だから、チームとして優先すべきは、無事に2台がフィニッシュして、大量のポイントを持ち帰ることだった。
今回は素晴らしい週末を過ごすことができて、僕らに手の届く限り最高の結果を手に入れた。6位という成績でも、これほどうれしく思う理由はそこにある。そして、クルマについて多くを学べたことは、オースティンでの戦いに役立つだろう。それをうまく生かせば、上位チームとのギャップを縮められるかもしれない。