投稿日: 2017.10.31 12:01
更新日: 2017.10.31 16:50
更新日: 2017.10.31 16:50
三者三様の心理が現れたスタートの”スリーワイド”バトル【F1メキシコGP決勝分析】
Jun Imamiya
2周目19位からベッテルはカルロス・サインツJr.、フェリペ・マッサ、ピエール・ガスリー、ロマン・グロージャン、ブレンドン・ハートレー、ストフェル・バンドーン、フェルナンド・アロンソ、ケビン・マグヌッセン、ランス・ストロール、エステバン・オコンを安全・安心な方法で抜いていった。
絶望の境地になりながら貫いた4位と最速ラップ、彼にすれば価値あるものではなかったかもしれない。それでも見る者としては、追走する4冠王の意気地がくみとれるものであった。
どういう決まり方になるにせよ、戴冠戦はシーズンを凝縮するような『レース・オブ・ザ・イヤー』になるものだ(と自分は思う)。ウイニングランでは4冠王ベッテルが、4冠新王ハミルトンに寄り添うようにサイド・バイ・サイドで称えた。
ここに完全勝利した新鋭フェルスタッペンもいて“スリーワイド”で並び、互いに祝いあうシーンを見てみたかった。