投稿日: 2017.11.20 13:36
【あなたは何しに?】ブラジルゆかりのF1関係者たちが集結。バリチェロは久しぶりの表彰台
Masahiro Owari
今年で引退するマッサと、2008年のブラジルGPで激闘を演じたルイス・ハミルトンの元を、木曜日にあるブラジル人が訪れていた。ライ・コルダドさんだ。アイルトン・セナを尊敬するハミルトンは、今年のシーズン当初にブラジルGPでかぶる特別ヘルメット用のデザインをブラジル人に向けて募集していて、その当選者がコルダドさんだった。
木曜日にメルセデスのホスピタリハウスで授賞式があり、コルダドさんは招待されただけでなく、ハミルトンから同じデザインの本物の未使用ヘルメットをプレゼントされ、喜んでいた。
最後はバーニー・エクレストンだ。FOMのCEOを座を降りた今年は、めっきりグランプリに来る回数も減ったエクレストンだが、ブラジルは妻ファビアナ・フロシさんの母国ということもあり、2人そろってサーキットを訪れていた。
フロシさんといえば、昨年、母のアパレシーダ・シュンクさんがサンパウロで誘拐される事件に巻き込まれた経験を持つ。シュンクさんはすでに解放されたものの、サンパウロではいまなお誘拐や強盗が後を絶たない。
そのエクレストンとフロシさんがレーススタート前に立ち寄ったのが、メルセデスのエグゼクティブ・ディレクターを務めるトト・ウォルフだった。メルセデスもまた今年のブラジルGPでスタッフが拳銃を突きつけられるという被害に遭っていた。
2020年まで契約があるブラジルGPを存続させるためにも、主催者と地元警察には、さらなる警備体制の強化が求められる。
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