投稿日: 2017.12.07 13:32
更新日: 2017.12.07 15:30
更新日: 2017.12.07 15:30
F1アブダビGP技術解説(2):レッドブルがライバルに追随する形で新型フロントウィングをテスト
Translation:Kunio Shibata
・マクラーレンとハースによるハロの空力処理
2018年から装着が義務づけられるハロに対して、ハースの空力エンジニアたちは2枚一組形7個のボーテックスジェネレーターを加えた。ハの字型のこれらのパーツは、流速をいっそう上げる効果を期待して、ディフューザーの処理でよく見られるものだ。ハロによって前方からの気流が二股に分かれる部分にこれを装着することで、気流の剥がれを遅らせると見られる。
FIAの安全規定をクリアするために、ハロはかなり重いデバイスになっている(アンディ・グリーによれば、約14kg)。2018年の最低規定重量は6kgしか増えていないため、エンジニアにとっては実に頭の痛い問題となっている。
一方、マクラーレンはアブダビGP後のピレリテストの際に、3枚のパーツからなるフィンをハロに装着。整流効果を確認していた。
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