投稿日: 2018.01.12 13:43
更新日: 2018.01.12 13:44
更新日: 2018.01.12 13:44
ニューウェイ、“あり得ないほど巨額のオファー”を提示したフェラーリF1よりレッドブルを選ぶ
AUTOSPORTweb
Translation: Yasuo Miyake/AKARAG
直近でフェラーリからのオファーがあった2014年は、パワー不足のルノー製エンジンを搭載したレッドブルがパフォーマンスを発揮できずに苦戦していた時期で、ニューウェイにとっても眠れない日々が続いていた。
「あの頃、ルノーは特にメルセデスから大きく離され、フェラーリからもやや遅れを取っていた。追い付ける目処も立っていなかった」と語ったニューウェイは、さらにこう続けた。
「ルノーは、問題を完全に解決するための費用を投じようとは考えていないように見えた。それは私にとって、気の滅入る、心配の種だった」
「当時、私はやや難しい立場にいた。レッドブルを去りたくはなかった。なぜなら私にとっては、撤退を決めたジャガー・レーシングを引き継いた当初から、クリスチャン(・ホーナー、チーム代表)とともに大いに関与して今日の状態を創り上げた、わが家同然のチームだからだ」
「そのチームが不振だからといって去りたくなかった。だが同じくらい、エンジン部門に片手を縛られているような状況にもいたくなかった」
「それはとても難しい判断だった。フェラーリから驚くような、とても興味をそそられる内容のオファーが提示されたのだ。この先、自分が何をすべきか、誰のもとで働くべきかを考え続けて、眠れない日々を過ごした」
「最後には、レッドブルから去るのは良くないことだと考えるようになった」