投稿日: 2016.06.17 20:39
更新日: 2016.06.17 20:40
更新日: 2016.06.17 20:40
ハミルトン「シミュレーターとTVゲーム、どちらも学べる量に大差ない」
Translation:Kenji Mizugaki
「シミュレーターでのドライブは、やはりホンモノと同じではないね。まずシミュレーターでは気持ちが高ぶらない。それにシミュレーターに乗るときは、自分の感覚をシミュレーターに合わせる必要があるけど、クルマに乗るときにはそんなことは考えない。ただドライブするだけだ。そして、自分の感覚をどこまで合わせていこうと、結局シミュレーターではマシンの動きや路面のバンプを実物のようには感じられない」
「日曜にあるコースでレースをしたあと、月曜にシミュレーターで同じコースを走ってみると、あったはずのバンプはないし、縁石の形状も違ったりして、同じスピードにはならないんだ。それにシミュレーターではスピード感が希薄で、身体的な感覚に伝わってくるものがない」
「燃料消費とか、パワーの使い方とか、空力とかの面で、エンジニアはいろいろ学べるだろうけどね」
また、ハミルトンは最近ではコースを歩いて回ることもなくなったと明かしている。グランプリの週末にドライバーがスタッフと一緒にコースを歩くことは、多くのチームで習慣になっている。
「フォーミュラ・ルノーの時代から、F1での3年目か4年目くらいまでは、僕もコースを歩いていた。だけど、歩いてみたからといって、その週末の何かが変わるわけではなかった。実際、2010年あたりから歩くのはやめてしまったけど、何の問題もないよ。他のドライバーにとっては役に立つのかもしれないが、僕にはあまり意味がないんだ」
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この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています