更新日: 2016.08.02 10:45
来季の収益確保を目指すシルバーストン、観客席増設など集客策を検討
また、コアなF1ファン以外の観客も呼び込むことを狙って、アレンはストウのインフィールドに計画している新しいアリーナエリアで、大規模なコンサートを開くことも考えている。
「ローリングストーンズやU2のような大物だ。まあ、この2つは私自身が見たいコンサートだが、コールドプレイとかポール・ウェラーでもいい。とにかく、F1を知らないファンも呼べるような、本当のビッグネームだ。もちろん、このクラスのアーティストはギャラも高いから、より多くのチケットを売れるようにするためにも観客席数を増やしたい」
アレンには、イギリスGPとウインブルドン、FAカップ決勝、全英オープンゴルフなどと組み合わせた“スポーツシーズンチケット”を売り出すというアイデアもあるようだ。彼は「グランプリを観戦に訪れる人々の多くは、機会があればウインブルドンや全英オープンゴルフも見たいと思っているのではないだろうか」と延べ、今後イギリスのメジャースポーツイベントの主催者との話し合いを望んでいるという。
これに加えて、シルバーストンは他のF1開催地とのコラボレーションにも取り組んでいる。ここ数週間だけでも、アレンはヤス・マリーナのCEOアル・タレク・アル・アメリ、バーレーン・インターナショナル・サーキットのCEOシャイフ・サルマン・ビン・イサ・アル・カリファ、シンガポールGPの副会長コリン・シン、メキシコGPのマーケティングディレクター、ロドリゴ・サンチェスと会談した。
「F1開催費用の高騰に苦慮しているという点では、彼らも私たちと同じ境遇にある。各サーキットで利益を出していくにはどうすればよいかが、私たちの共通の関心事だ」と、アレンは語っている。
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