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投稿日: 2018.05.01 11:43

優勝目前のボッタスに襲いかかった悪夢【今宮純のF1アゼルバイジャン決勝分析】


F1 | 優勝目前のボッタスに襲いかかった悪夢【今宮純のF1アゼルバイジャン決勝分析】

 バクーは3スタイルを混ぜて合成したようなコース。セクター1は昔のアメリカGP(フェニックス)交差点みたいな直角ターンだ。

 セクター2は狭いモナコのような旧市街をすり抜ける。セクター3はモンツァの2倍距離にも匹敵するストレート。ある意味とても欲張りなレイアウトと言える。

2018年F1第4戦アゼルバイジャンGP セバスチャン・ベッテル

 過去2回のレースは6月下旬、ル・マン24時間のころにだったのに2カ月も早い早春に変わった。リゾート地の春はまだ肌寒い。

 それでもタイムスケジュールは同じ夕方のまま、低温コンディションになるのは明らかだ(昨年決勝は気温27度/路面48度)。

 風のせいばかりではなく、気温17度/路面27度のこの温度差が3回目バクーを難しく変えていった。冷えた週末のフリー走行でフェラーリもメルセデスもイニシャル・セットを全面変更、それくらい今年の“新たなバクー”に対峙せねばならなかった。

 風×低温×バンプ×ダスティ(ゴミ)、フリー走行でのロングラン・データなど“目安”に過ぎない。タイヤ情況もPUエネルギー・マネージメントもたんなる参考値で、データエンジニアは迷った。


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