更新日: 2018.06.19 18:28
ホンダF1、トロロッソとの関係性に変化なしと明言。レッドブルのワークス化を否定
「2015年の復帰以降では初めてのチャレンジになりますが、元々は今シーズンからの2チーム供給を計画していた部分もあり、組織的にはある程度のベースがあります。また、レッドブル・レーシングとトロロッソに関係性があるために、チームとのコミュニケーションの部分において、ホンダ側の人員配置をスリム化できるというメリットも感じています。ただ、まだ組織や人員配置などで課題を残す部分はありますし、レッドブル・レーシング、トロロッソとも話をしながら急ピッチで準備を進めます」
「地理的に互いの拠点が近いということはコミュニケーションの観点で大きなアドバンテージになります。さまざまなコミュニケーション技術が進んだいまの時代でも、顔と顔を合わせて議論を重ねることは非常に重要で、そのようにして導かれる結論は、より効果の高いものになると考えています」
レッドブル・レーシングと契約を結んだことが、今年からのパートナーであるトロロッソとの関係に影響することはないと山本氏は断言した。
「基本的には現在の我々とトロロッソの関係性に変化はありません。ただ、レギュレーションの範囲内でレッドブル・レーシング、トロロッソ、ホンダの三者で最大限にシナジー効果を出せるよう、プロジェクトを進めていきたいと思っています」
「トロロッソとは、第2戦でいきなり4位という結果を得られましたが、その後はアップダウンが続いています。我々のマシンとサーキットとの相性や、ライバルの動向によって大きく結果が変わる状況で、その意味ではファンの皆さんも、レースをしている我々にとっても面白いシーズンになっていると思っています」
「さらなる進歩に向けて開発を続けていますし、4位という結果以上のものをこの先で得られればと考えています」