投稿日: 2018.06.27 08:00
更新日: 2018.06.26 21:47
更新日: 2018.06.26 21:47
F1 Topic:わずか3コーナーで母国レースを終えたガスリー、腐ることなく週末の課題をチームと共有
Masahiro Owari
スタート直後の3コーナーでリタイアしたガスリー。いったいどんなミーティングを行っていたのか? 田辺豊治ホンダF1テクニカルディレクターに聞いた。
「(ブレンドン・)ハートレーのほうは完走しているので、スタートから第1スティント、第2スティントの走りを振り返り、良かった点や課題を洗い出します。ガスリーはスタート直後にリタイアしてしまいましたが、フォーメーションラップは走っているし、レースもスタートは切っているので、その部分をレビューし、そしてアクシデントで何があったのかを話していました」
ただし、ガスリーがエンジニアに語っていたのは、それだけではない。
「日曜日のレース後のミーティング(話し合い)は、レースのデブリーフィング(事後報告)だけでなく、週末を通しての課題はなんだったのかをチーム、パワーユニット、ドライバーで共有する時間にもなっています。だから、1周目でリタイアしたガスリーも、今週末感じていた課題をエンジニアに指摘していました」
会見はきっちり5分で終了。そして、サーキットを後にした。会見の席で事故の不満を言うことより、次のレースに向けて、できるだけ長い時間をエンジニアとのミーティングに充てていたわけである。その姿勢が次に生かされることを願いたい。
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