肺移植手術前の余命は数日だったラウダ。医師団が大手術後の状況を説明

　たった24時間で抜管され自発呼吸が可能になったラウダの状態に医師は喜んだ。

「このことは我々にとって、また全体的な回復プロセスに向けて非常に重要なことだ」と循環器科のディレクターを務めるクリスチャン・ヘングステンベルグは述べた。

「彼は完全に意識を回復しており、すべての臓器が適切に機能している。すべてが完全に正常だ。回復状況には大変に満足している」

　ラウダは完全回復が見込まれている。標準的な回復期間は2、3週間とされているが、彼が以前患った合併症のために、それより長くかかるものと見られている。

「1年後の術後生存率は90パーセントであり、5年後は約75パーセントとなっている」と胸部外科医のペーター・ジャクシュは述べ、通常、移植手術を受けた患者の生活の質は高いものになることを認めた。

「すべてがうまくいけば、今後も以前とそう変わらない活動が可能になるだろう」とウォルター・クレーペコは語った。

「この状況なら、彼にとっての普通の生活に戻ることができると予想している。治療目標に到達できたかどうかは、時間が経てば分かるだろう」