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投稿日: 2018.08.24 12:16

F1ベルギーGP木曜会見:ホンダへの懸念は否定、リカルドが2019年のルノー移籍を決断した訳


F1 | F1ベルギーGP木曜会見:ホンダへの懸念は否定、リカルドが2019年のルノー移籍を決断した訳

「もし、あなたが世界で最高のドライバーたとしたら、挑戦すべきことは2つしかない。ひとつはF1で8回のチャンピオンに輝くこと。もうひとつは、トリプルクラウンだ。いまのF1は2つのチームしかタイトルに挑戦することができない。もう僕が若いときに感じていた魅力がF1にはなくなってしまったのが大きな理由だ」

2018年F1第13戦ベルギーGP 木曜会見 フェルナンド・アロンソ
2018年F1第13戦ベルギーGP 木曜会見 フェルナンド・アロンソ

 では、今回の発表は、事実上の引退なのか?
「そうだね、現時点では。でも、この世界は常に変化する。僕のこれまでのレース人生はいつもそうだった。だから、2020年はどうなるのかはいまはわからない。僕は水晶玉を持っていないから」

 3番目に質問が多かったのが、リカルドの代わりにトロロッソ・ホンダからレッドブルへ移籍するピエール・ガスリーだった。
「ダニエルが移籍するという発表はヘルムート(・マルコ)から電話で知らされたんだ。そして、彼はこう言ったんだ。『だれを代わりにするかはもうしばらく時間がかかる』とね。普通なら、そんな電話をもらったら、レッドブルに乗れるかどうか悩むはずなんだけど、そのとき僕は夏休み中で旅行に出かけていたから、とりあえずバカンスを楽しむことにしたんだ(笑)。そうしたら、しばらくしてヘルムートから電話が来て、『おまえをレッドブルのドライバーとして迎え入れる』って言われたんだ。そりゃ、飛び跳ねて、喜んだよ」

 ガスリーがその電話を受けたとき、下着姿のまま家中を走り回り、プールへ飛び込んだという。しかし、それはちょっと刺激すぎると感じたのか、記者会見では口にせず、レッドブル公式サイトに綴るにとどめたのは、賢明な判断だったようだ。


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