更新日: 2018.09.16 23:44
F1シンガポールGP決勝:ハミルトン完勝でベッテルとの差をさらにリード、トロロッソ・ホンダは苦戦
ここにトップのハミルトンが追い付いてブロックされるかたちになり、ターン10でフェルスタッペンが背後に迫る場面もあったが事なきを得た。グロージャンには青旗無視で5秒加算ペナルティが科される。ハートレーとマグヌッセンは37周目に2回目のピットインを済ませた。
38周目には7番手まで浮上していたアロンソとルクレールがピットインし、いよいよ中団勢のピットストップが始まる。44周目までに各車がピットストップを終えたところで7番手アロンソ、8番手カルロス・サインツJr.(ルノー)、9番手ルクレール、10番手ヒュルケンベルグの順となり、集団の中でタイムロスを強いられたグロージャンやトロロッソ・ホンダ勢は入賞圏外に沈んだ。
各車ともタイヤの状況を睨みながらも燃料が減った分だけじわじわとペースを上げていき、ギャップはほとんど変わらず一進一退の戦いが繰り広げられる。
首位ハミルトンと2番手フェルスタッペンは拮抗したタイムバトルで、4番手ボッタスと5番手ライコネンは1秒差の熾烈な争いとなる。
3番手ベッテルはタイヤを最後まで保たせるためにペースを落とし、ライコネンがボッタスにプレッシャーを掛けることはベッテルへの援護射撃となる。
結局ハミルトンはフェルスタッペンを寄せ付けず8.961秒差を付けてトップでチェッカードフラッグを受けシンガポールGPを制した。
フェルスタッペンはマシンと戦略の全てを引き出し2位。ベッテルはハミルトンに39.945秒もの差を付けられて3位。4位ボッタス、5位ライコネン、6位リカルドは最後まで順位は変わらず。
中団トップの7位は殊勲のアロンソ、以下は周回遅れで8位サインツ、9位ルクレール、10位ヒュルケンベルグと続き、ガスリーは13位、ハートレーは17位でのフィニッシュとなった。