投稿日: 2018.09.17 10:42
更新日: 2018.09.17 10:43
更新日: 2018.09.17 10:43
トロロッソ・ホンダF1密着:スタートタイヤのギャンブル失敗で、低調な予選結果を覆せず
Masahiro Owari
一方、チームメイトのガスリーは26周目までピットストップを引っ張ったが、ピットストップ直前には極端にペースが落ち、ピットインした後、コースに復帰すると18番手までポジションを落としてしまった。
「僕らが考えたよりもはるかに難しいレースになってしまった。精いっぱいのことをやったけど、週末を通してポイントを争うペースがなかった」(ガスリー)
グランプリの週末を通して、一度もトップ10に入ることなく、この日のレースでもガスリーが14位、ハートレーは17位に終わったシンガポールGPでのトロロッソ・ホンダの戦いをホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは次のように振り返った。
「出だしが良くなった初日から復調できないまま予選を迎えてしまったのがすべてでした。オーバーテイクが難しいコースでは、いくらレースペースが良くても、順位を上げることが難しいという、典型的なレースでした」
レース後、フランツ・トスト代表は「この数年、シンガポールではかなりコンペティティブだったので、楽観視してここに乗り込んできました。しかし、トップ10フィニッシュするだけのペースがありませんでした」と敗戦の弁を語った。
得意だと思われていたシンガポールGPでの苦戦は、イタリアGP以上にチームにダメージを与える一戦となってしまった。
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