投稿日: 2018.09.20 07:10
更新日: 2018.09.19 19:48
更新日: 2018.09.19 19:48
完璧に仕事を遂行したフェルスタッペンの“大人の走り”【今宮純のF1シンガポールGPドライバー採点】
Jun Imamiya
☆☆ セバスチャン・ベッテル
ひとこと、「彼らしくない週末」だった。FP2のアタック練習ラップにミス、21コーナーで壁を直撃。ここを“寸止め”でかすめるのが得意なシンガポール・マイスターが、やってしまった。本人は「週末の流れには影響しない」と強気発言、がその裏に相当プレッシャーがかかっていると感じた。
ライコネンの去就が発表されてからベッテルの心境は揺れ、表情がこわばって見える。決勝では予選3番手からスタートですぐ2番手に上がり、最速ポールポジションスタートのルイス・ハミルトンに挑もうとアグレッシブな戦略に出たが失敗。気落ちしたのか大差39.945秒遅れの3位、元気だせよ、セブ……。
☆☆☆ シャルル・ルクレール
学習モードから徐々にペースを上げ、決勝9番手まで上がっていた25周目、12コーナー出口で右側をヒット。このミスから学びやや慎重なラインワークに修正、しっかり先を見据えてレースへ。中盤のガスリーとの接近戦では落ち着いて、相手がロックアップするのをウオッチ、抜くべきタイミングでパス。新人ながらうまい“実戦遂行力”をまた見せつけた。
☆☆☆ カルロス・サインツJr.
昨年トロロッソで自己最高ベストレース4位、このコースには自信があり初日トップ7内をキープ。予選で急にリヤのグリップを失い12番手、そこからアロンソと“スパニッシュ・バトル”の末に8位。2018年リタイアはたった一度きり、一貫したレース安定性が際立つ。