F1昇格が期待されるミック・シューマッハーは「フェルスタッペンより熟慮型」とふたりの元ボス
現在19歳のシューマッハーは、今後2、3年以内にF1昇格を果たすものとみられている。ルイス・ハミルトンは最近、F1に近々シューマッハーの名前が復活することは「100%」確実だ、と述べた。
元F1最高権威者のバーニー・エクレストンも、ハミルトンのこの考えに同意している。
「ミックは順調にF1への道を進んでいる。素晴らしい仕事をしているよ」と、エクレストンはドイツのBild am Sonntag紙に対して語った。
エクレストンはまた、ミックの父親で7度の世界チャンピオンであるミハエル・シューマッハーが、息子のキャリア形成に積極的な役割を担えないことについて「彼の父親が彼を支えてあげられないということが、とにかく残念でならない」とも述べている。
ベネトン、フェラーリ、メルセデスでF1ドライバーを務めたミハエル・シューマッハーは、2013年にフランス・アルプスで息子とスキーをしていた際のアクシデントで重傷を負い、現在も療養生活を送っている。
ミックは十分な準備を整えてからF1に進みたいと考えており、次はF2選手権で走り、その後にF1に参戦することを考えているようだ。
「F1で走る準備ができているかって?」とF3タイトル獲得後に質問を受けたミックは、じっと考え込んでから答えた。
「僕は少しずつ前へ進みたいタイプなんだ。一歩一歩、十分に準備を整えたうえで次へ行きたい」
2度の世界チャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、周囲はミックの成長をじっくり見守っていくべきであると考えている。
「未来がどうなるのかは、誰にも予想できない。余計なプレッシャーを与えてはいけない。もうすでに十分に受けているはずだしね。いずれ時間が経てば分かることだ」