投稿日: 2016.09.04 17:42
更新日: 2024.04.28 23:40
更新日: 2024.04.28 23:40
イタリアGP決勝直前情報:圧倒的に有利なメルセデス、ルイスが抱える小さな不安
Text : Masahiro Owari
ただし日曜日のモンツァは、午後は曇りという予報。そうなれば、スーパーソフトでスタートしても、ミディアムにつないで1回ストップは十分可能だ。問題は、ライバルと想定しているチームがアンダーカットしてきた場合に、どう対応するか。ソフトはスーパーソフトより約コンマ6秒遅く、ミディアムはソフトより約1秒遅いので、渋滞に引っかからなければ2回ストップでも戦える。
メルセデスにも不安がないわけではない。Q2のベストラップを刻んだとき、ハミルトンは1コーナーでブレーキをロックさせて右フロントタイヤにフラットスポットをつくっている。本人は「心配していない」と言うが、モンツァは他のサーキットに比べてストレートスピードが高いので、フラットスポットによる振動も大きい。レースでも再びブレーキをロックさせると悪化する可能性もある。
またベルギーGPで問題になったフェルスタッペンのドライビングについては、レースディレクターのチャーリー・ホワイティングが金曜日に口頭で注意しており、「再び同じことをしたら、白黒旗が振られることになっている」と、フェルスタッペン自身も認識している。
ベルギーGPではスタート直後の1コーナーで、チームメイト同士で接触したキミ・ライコネンは「前回のレースと同じようにならないことを願うが、アプローチはいつも同じ」と覚悟を持ってフェラーリの地元戦に臨む。
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