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投稿日: 2019.02.15 21:00
更新日: 2019.02.16 09:33

フェラーリ、90年目を戦う『SF90』でカラーリング変更。正常進化型も、空力効率向上狙い限界に挑む


F1 | フェラーリ、90年目を戦う『SF90』でカラーリング変更。正常進化型も、空力効率向上狙い限界に挑む

「2018年から我々は非常に良い成果を出してきた」とビノットは言う。
「このマシンでは、大改革を行ったというよりも昨年型マシンを発展させた。ハードルをさらに上げ、限界に挑んだ」

「フロントウイングなどの変更は新レギュレーションに従ってのものだが、細かい部分を見れば、創造性を持って限界に挑戦したことが分かるだろう。ボディワーク後方は非常にスリムになった。全員のハードワークの賜物であり、この仕事に満足している」

フェラーリF1 SF90
フェラーリF1 SF90

 フェラーリは『SF90』(デザインコード670)の設計にあたり、2019年の新空力規則や車体の最低重量引き上げ等に従って、さまざまな変更を行った。最も顕著な違いはフロントおよびリヤウイング、バージボード、フロントブレーキダクト等のデザインが一新されたことである。

 一方で、空力効率を向上させるため、エンジンカバーを大幅にタイト化。エンジンコンポーネントを改良し、一部パーツの配置を変更することで、省スペースを達成、ボディワークのデザインをコンパクト化したという。これによりリヤウイングへの空気の流れを整えられるというメリットが得られる。エアインテークは2016年型と同様の形状ではあるが、小さいながらも2018年型SF71Hと同レベルの冷却効率を達成している。

 パワーユニットについては、2019年型064PUは、エンジンの燃焼、エネルギーリカバリーの改善に取り組み、熱効率およびメカニカル効率の両方を向上させたものだという。パワーユニットのレイアウトは、全体的なマシンデザインにフィットするよう設計され、エネルギー・ストレージ・システムの重量と体積が削減された。


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