投稿日: 2019.03.11 12:00
更新日: 2019.03.11 15:06
更新日: 2019.03.11 15:06
【F1開幕直前インタビュー】トロロッソ・ホンダ代表の新車開発秘話「正確には2018年のレッドブルRB14と似ている」
Kunio Shibata
──2018年、ガスリーは初めてF1にフル参戦し、わずか1年でレッドブル・ホンダに移籍しました。(レッドブルのクリスチャン)ホーナー代表も、トロロッソからの昇格が早すぎたかもしれない旨の発言をしていました。テストでのクラッシュを目の当たりにして、トスト代表もその危惧を共有しますか。
「いや、そうは思わない。下位カテゴリーでのピエールの実績を見れば、彼の優秀さは明らかでね。ほとんどの選手権でチャンピオンになり、1年だけ参戦したスーパーフォーミュラでは非常に印象深い走りを披露した」
「そこから見えるのは、非常に優れた適応力と困難に打ち勝つメンタルの強さだ。F1フル参戦1年目の2018年も、実に素晴らしかった。だからこそレッドブルも、抜てきを決めたわけだしね。決して、早すぎるとは思わないよ」
──ダニール・クビアトもF1復帰後すぐに、ブランクを感じさせない走りを見せてくれました。
「すでに去年の最終戦後のタイヤテストの際にも、実にいい走りを見せてくれた。それも走り出して、すぐにね。その日の朝に久しぶりにダニールに会って『またこれから一緒にやっていくんだ』と思った時には、なんだかグッときてしまった。その私の思いに、彼は十分以上に応えてくれたよ。昔ながらの速さ、技術的なフィードバックの正確さ、そしてタイヤマネージメントの巧みさ。なにも錆びついていなかった」
「一方のアレックス(アルボン)も、うれしい驚きだった。ほとんどF1経験がなかったのに、あれだけの安定した速さを発揮してくれたからね」
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