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投稿日: 2019.04.02 11:25

初優勝目前だったフェラーリの新鋭ルクレールに非情な結末【今宮純のF1バーレーンGP分析】


F1 | 初優勝目前だったフェラーリの新鋭ルクレールに非情な結末【今宮純のF1バーレーンGP分析】

 この第2戦からスターターが変わった。チャーリー・ホワイティング氏急逝の後、FIAは複数のメンバーを決めた(前戦ではかなり早めのシグナル合図に感じられたが今回はノーマルの範囲)。前後するがフォーメーションラップ発進時に、ルクレールの加速がやや鈍いように映った。さあ正スタートはどうか?

 わずかにホイールスピン。2→3→4速でベッテルに並ばれると背後につけ、1コーナーで左へ。だがルクレールは引いた。すぐそばにハミルトン、ボッタスもいたから慎重に見切り、3番手から自分のレースに取り組んでいく。

 2周目、2コーナーでバルテリ・ボッタス(メルセデス)をかわす。3周目、首位ベッテルの1.343秒後方へ。4周目、0.888秒後方へ。5周目、0.548秒後方へ。

2019年F1第2戦バーレーンGP決勝 シャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルのバトル
2019年F1第2戦バーレーンGP決勝 シャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルのバトル

 リーダーがバランスに苦しんでいるのが真後ろからはっきり見てとれた。両者のペースの違いは歴然、チームオーダーの“呪縛”を超越する速度差だ。1コーナーでしゃにむにインを突くのではなく、最適なアウトからスペースを保って前へ。


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